昨日の昼休み、生き物係の2人が、何かを捕まえてきました。

一人の子が、『ダンゴムシをとってきたよ!教室で、みんなで大切に飼おう!』と張り切って、みんなに報告してくれました。

 

私が、『それ本当に、ダンゴムシ?』と聞きました。

子どもたちは、少し考えこんでいました。

それから、みんなでインターネットで、ダンゴムシについて調べてみました。

 

よく似た生き物に、ワラジムシがいることを知りました。

ダンゴムシとワラジムシはいずれも、エビやカニと同じ甲殻類に属します。

見た目や生態が似ているダンゴムシとワラジムシ。この2種類の虫を見分ける主なポイントは、刺激を与えたときに球状に丸くなるかどうかと、移動するときのスピードにあるということを知りました。

 

丸くなるのがダンゴムシ、丸くならないのがワラジムシ。

逃げ足が速いのがワラジムシ、逃げ遅れるのがダンゴムシ。

 

いずれも、生まれたばかりの赤ちゃんの幼虫は脚が612本で、数度の脱皮を経て最終的に脚は714本となり、成虫へと成長するということです。

また、いずれも人間に対して直接的な害を与えることはなく無毒で危険性はなく、むしろ枯葉や昆虫の死骸等を食べて土に返す「分解者」としての良い役割も果たしてくれていることを知りました。

夜行性のため、歩いている姿や食べている姿を見かけるのは主に夜間または早朝。昼間は朽ち木・枯葉・石・煉瓦などの下や、石垣や壁面の隙間に隠れていることが多いということも知りました。

関東以南に多いダンゴムシ。関東以北に多いワラジムシということも知りました。

 

子どもたちは、4匹とってきた11匹に名前をつけて、大切に育てていくことをみんなと約束しました。

 

子どもたちと生きた理科の学習ができました。