8月24日(月)に本校の5年生が「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2020公開授業」に参加しました。横浜市の新市庁舎の一階のアトリウムで、パラトリエンナーレ総合ディレクターであるスローレーベルの栗栖さんの講演を聞いたり前回のパラトリエンナーレの映像を見たりして、共生社会の実現のために自分たちができることについて考えました。

 目標は、「全人類アカンパニスト計画」。「アカンパニスト」とは、障害のある人もそうでない人も一緒に活動ができるように工夫をする人たちのことです。例えば、前回のパラトリエンナーレで行われたサーカス作品の中では、目が見えなくても一緒にダンスができるように鈴のなるステッキを使ってタイミングを合わせたり、音が聞こえなくても分かるように手話をダンスに取り入れたりするなどしていました。互いを支え合い、だれもが安心して過ごすことができるまちになるのか、「アカンパニスト」の役割がその問題を解決する鍵となりそうです。

 講演をしてくださった栗栖さんが最後に、「映像の中でどんな人がアカンパニストだったかな。」と子どもたちに質問を投げかけたところ、ある子どもが次のように答えていました。

「みんなアカンパニストだと思う。誰かが誰かを必ず支えているし、支えられると思うから。」

 誰かが誰かのアカンパニスト、そんな世の中になったらとても素敵だなと、子どもたちから学んだような気がします。