本校は、2018年4月、本町小学校より学区分割により開校しました。その開校宣言の通り、持続可能な社会を創り、その担い手となる子どもの育成を目指して、開校1年目よりESD(Education for Sustainable Development / 持続可能な開発のための教育)に全職員で取り組んできました。

 ▲みなとみらい本町小の開校宣言

 

 学校教育目標「みな(皆)と みらい(未来)を創る子」を策定する際も、ESDの視点を取り入れ、目標にせまる5つの資質能力を設定しました。より具体的な子ども像を設定することで、持続可能な社会を担う子どもの育成を目指しています。学年・学級でも、生活科・総合的な学習の時間を核としたESDの取り組みを進めて参りました。

 ESDを中核に据えた学校づくりを進める上で、大きな課題のひとつが、児童・保護者・地域・外部協力者、そして教職員といった学校に関わる多様な関係者(ステークホルダー)の間でのESDについての共通理解でした。ESDは、多様な領域や課題、アプローチ(扱い方)があり、どのような資質能力を通して、どのような目標を目指すのか、とても汎用的であるだけに分かりづらいとも言われ続けて来ています。それらを整理し、可視化し、学びの主体である子どもをはじめ様々な関係者で共有できるものが必要だと考え、東洋大学教授米原あき先生のご指導をいただき、ロジックモデルの策定とプログラム評価の実践に取り組んでいます。