(前日からの続きです)

2日目の今日は「自然教室・山編」ということで、箱根へ。

昨日の晴天からうって変わって、どんよりとした空と冬のような厳しい寒さ。

過酷な環境でしたが、これも「大自然を味わう」という意味では意義のあるシチュエーションでした。

何より生徒たちが、このような状況にもさほどネガティブにならず、前向きにどんどん進んでいく様が何とも頼もしく思えました。

 

まずは彫刻の森美術館へ。天候は霧。

私もそうですが、美術作品に「?」な生徒も多く、最初は・・・

こんな首の角度や、

こんな顔と体勢になっている生徒もいました(苦笑)。

 

 

ですが、奥に進んでいくとアスレチックのような作品や迷路型の作品、巨大な作品など、体験型の作品も多く展示されていて、真剣に絵や彫刻などの造形物を眺める姿から、全身で作品を楽しむ様子まで、各所でみられました。

また、寒さもあって、足湯エリアは人気を博したようです(写真がなくてすみません…)。

 

続いて、芦ノ湖へ。遊覧船に乗って箱根園へ向かいました。

 

 

船内デッキには鐘がついており、一目散にカランカラン鳴らしに走っていきました。笑。

悪天候でしたが、多くの生徒が屋外で風景や箱根の風を浴びて楽しんでいました。

 

箱根園では釜めしの昼食。感染防止の観点から、一列になって全員前向き。生徒たちが素晴らしかったのは、外でも学校生活と同様に「黙食」できたこと。日ごろの習慣が実を結んでいました。

 

食後はそのまま寄木細工体験。講師の方のお話を聞いて、各自で好きな形に仕上げます。

見本にはスタンダードな形が紹介されていましたが、ひし形のパーツの組み方は無限大。生徒たちの個性が光りました。

  

  

6枚目の作品は、なんと立体です。いろんな形があっていい。自由な発想で取り組むことができました。

 

箱根園のお土産屋で買い物をした後、ロープウェーで大涌谷へ。アトラクション感覚で楽しんでいる生徒が多かったです。

乗り始めて3分の1くらいの高さ。このあたりまでは100m先くらいまではよく見えたのですが、標高が上がるにつれて霧はどんどん濃くなりました。

最後はロープウェーの先がほとんど見えないくらい濃い霧に包まれました。生徒たちは風景を楽しむというより、先の見えない真っ白い世界を進むスリリングな体験になったようです。

 

もちろん目的地の大涌谷も真っ白。建物ですら、少し離れると姿が見えなくなるほどの濃霧。これも自然教室。

昼食が足りなかった生徒は、屋外で黒たまご(や、極寒の中でソフトクリーム)を味わい、帰路につきました。

 

2日間連続の日帰りという前代未聞の自然教室でしたが、ケガ等もなく、安全無事に帰ってくることができたのは何よりです。

そして、1日目と2日目で大きく趣向の異なる体験ができましたので、生徒たちの学びになっていれば良いなと思います。

 

2年生としての学校生活も、残り4日。最上級生に向けて、これからも成長していってほしいと思います。2年生の皆さん、お疲れさまでした!