入試をこえて
1・2年生は、昨日今日で学年末試験を実施しました。
今回の試験は、教科によってはオンライン配信で学習した内容も含まれていて、我々職員もテストの出来が気になるところです。
実際、オンライン授業を受けた生徒に話を聞いたところ「静かに集中できてよかった」「手を挙げるのが挙手ボタンだから楽だった」といった肯定的な意見もあれば、「家だと集中できなかった…」「とりあえず繋いだけれど、観てなかった」といった声も少なくありませんでした。
大人でも、リモートワークやTV電話を用いた社内会議で、その場でリアルに顔を合わせた時と同じ緊張感で取り組むのは大変なことです。
職員もできるだけ興味をもって取り組んでもらえるよう、オンライン授業でも様々な工夫をしていますが、現実的には課題は山積みです。
ご家庭でも、お子さまがオンライン授業に集中できるような環境を用意するのはそう簡単ではないと思います。
自分の部屋では、周りに誘惑するものもあるでしょう。リビングだと、冷蔵庫が近くて飲み物やおやつに手が伸びたり…(笑)
学ぶための場である教室の価値を、改めて感じます。
コロナ前の日常には戻れなくとも、「時」と「場」を共有できるその一瞬一瞬を、大切にしたいものです。
さて、3年生は公立入試も本日で終了し、合格発表を待つ期間に入りました。
朝はすっきりした表情、というよりも「疲れた…」という雰囲気が見え隠れしていましたが、教室に入って級友と談笑する姿は、どこかほっとしたようにも見られました。
昨日はまだ試験の生徒も多かったので、入試が終わった生徒で集まり、間隔を大きくあけて百人一首の練習試合。
3年生ともなると、札を取るのが速い、速い。
これまでのうっぷんを晴らすように、みんなでワイワイ楽しんでいました。3年生の笑顔がみられてよかったです。
部活動も、明日より3年生の希望者は参加することができます。早速今日、参加したいと相談に来てくれた3年生もいました。
感染対策は引き続き行ってまいりますが、残り僅かな中学校生活でひとつでも多くの3年生の笑顔がみられるよう、職員一丸となって支援していきたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。