後期中間試験も無事に終わり、テスト返却で生徒たちの喜びや悲しみがこだまする今日この頃。先週金曜日に全校集会が行われました。

次年度の学校を引っ張る生徒を選出する「生徒会役員選挙」、月末から始まる「読書週間(Reading Week)」、男子テニス部の表彰、校長先生のお話(&生歌)など盛りだくさんの内容でしたが、その日の昼休みからはじまる「東中杯」についても、改めて生徒会役員からお話がありました。

昨年度、コロナ禍で様々な行事が中止・延期となる中、当時の生徒会役員たちが「密にならずに楽しめる企画」を一生懸命考え、生まれたの本企画です。「自治の精神」の名のもと、厳しい状況でも工夫して楽しもうとする生徒たちの姿には本当に勉強させられます。

完全に密を避ける、ということは難しかったのですが、過度な身体接触のないこの企画は大変な盛り上がりを見せ、安全に、大盛況で幕を閉じました。

この企画のおかげもあって、グラウンドには多くの生徒が遊びに出てきています。

学年ごとではなく、全12クラスの無差別学級対抗、というところも盛り上がるポイント。上級生クラスは下級生クラスに負けるわけにはいかない、と必死です。

ですので、同じ学年の他クラスの応援に駆け付ける生徒も多数おり、より観客が増えていきます。

サッカー経験の有無、身体能力の差も、蹴る位置の調整や、大会中の出場回数などに絶妙な制限が設けられており、この企画の面白さを高めています。

職員室ベランダからの1枚。職員もドキドキしながら試合を応援しています。

他の行事でもそうですが、普段の授業や部活動では見ることができない生徒の新しい一面がみられるのは、趣向を凝らした企画あってのものだと思います。

 

12月に行われる「学校を開く週間」の目玉企画のひとつ「ステンドグラス」も、多くの生徒が四苦八苦する中「この子…めちゃくちゃ手先が器用!うまい!!きれーい!!」という、ステンドグラス職人を何人か見つけることができました。

読書週間や、年明けに行われる百人一首大会などでも、生徒の新たな一面と輝きに出会えることを、いち職員として楽しみにしています。