前期中間試験も終わり、テストが返却されて一喜一憂する姿が見られた今週も、今日で最終日。「テストよりも、返却のほうが緊張する」という生徒もいました。そんな返却も終えて、生徒たちはほっと一息です。

 

今日は道徳の授業がありました。学年によって扱うテーマが異なるため、その姿は三者三様です。

 

1年生は、他者とのかかわりかたを考える内容でした。

登場人物それぞれの立場にたって、心情をくみとっていきました。

また、保護者の方の気持ちも考えることで、生徒ひとりの行動が多くの人の心を動かすことも学べたかもしれません。

 

2年生は、今年度から全生徒に配備されたChromebookを活用してSDGsについて考える授業でした。

 

こうした授業は、PC教室の端末台数が40台ほどのため、今までは学年で一斉に行うことができませんでした。

インターネットが普及した現代では、検索エンジンを上手に活用すること、また、得られた情報の真偽を確認するメディアリテラシーも問われ、生徒たちは多くのことを学ぶ必要が出てきています。

スマートフォンを使っている生徒は、タッチパネル式の入力はできても、キーボードのタイピングは苦手な生徒も多いようです。技術科の授業でも練習しながら、徐々に慣れていってもらえたらと思います。

 

そして、3年生では「犯罪被害者」について考える授業でした。

犯罪が起きた時、被害者とされる人は様々です。

直接の被害者以外にも、被害者のご家族や友人、また、加害者のご家族や友人だって、報道のされ方によっては大きな傷を負うこともある。多角的な視野から「犯罪被害者」について考える授業でした。

 

また、3-1では見慣れない大きい生徒(?)が座っていました。

写真左手前の、朱色の彼。3-1の担任です。

それもそのはず、今日の道徳は、今週14(月)から実習中の教育実習生が授業をしてくださいました。

昨日も遅くまで学校に残って模擬授業を行い、準備に準備を重ねていました。ぜひ実りある実習期間になればと思います。

 

道徳の授業では、テーマや問に対する明確な答えはありません。「考える」ことに重きを置き、心の成長をサポートしています。各学年の状況や、生徒たちの心の発達段階に応じて、これからも健全な心の育成に努めていきたいと思います。