今日は、4年生が社会科の「ごみはどこへ」の学習と関連付けて人権学習を行いました。子どもたちは、「教室で出た紙ごみはどうなるのだろう。」という疑問をきっかけに、先日の鶴見ごみ焼却工場の見学で学んだことを活かしながら、「リサイクルする。」「埋め立てる。」など、様々な意見を出し合いました。

 

 その後、ごみを集める人々へ目を向け、「ごみを集める仕事」について考えを深めました。糞尿を回収するバキュームカーの写真や、阪神・淡路大震災の際に損壊した家屋等のがれきを集め運んでいる人々の写真を見て、「すごいな、大変な仕事だな。」とつぶやきながら、ごみを集めてくれている人々の思いを考えました。ごみを集める仕事をしている人は、昔は心無い言葉を投げかけられることがあったということを知り、「どうしてそんな言葉を言うのだろう。」「ごみを捨てる資格がない。」と胸を痛める姿も見られました。

 この学習をする前は、「ごみは汚いから、私は触りたくない。」「ごみを集める仕事は、自分はやりたくない。」と思っていた子が、こんな感想をノートに書いていました。『ごみを集める仕事をやっている人がどれだけ大事なのか、どれだけ大変なのか分かった。』『町をきれいにするヒーロー。自分も、もっと分別しないといけない。いつもありがとうと思います。』

 

 4年生の子どもたちにとって、今日の社会科の学習は、「職業差別をしてはいけない」という、大切な人権意識を高める一時間となりました。