今週と来週は、本校の読書週間です。4日(木)に、体育館で読書集会を行いました。学校司書の先生から「どうして本が必要なのか?」という興味深いお話を聞きました。

 大昔、本がなかった頃は、人が頭で覚えたことを子どもや孫などの次の世代の人たちや他の人たちに口でしゃべって伝えることでしか知識を伝える方法はなかったそうです。その後、竹や木、粘土板などいろいろなものに字を書いて残すようになり、本のもとができたそうです。そして、紙が発明されると、たくさん本が作られるようになりましたが、印刷が発明されると、本がさらにもっと作られるようになり、今、日本では1年間に8万冊以上の新しい本が出版されていると言われているそうです。

 それでは、なぜ人は本を作り、本を読むのか?ということですが、本がない時代に、新しいことを伝えられる量はほんの少しでした。しかし、本ができてからは、その本を読めば、より多くの人にたくさんの知識を広めることができ、何かを研究する時にも、すでに誰かが考えたことや調べたことを生かして、新しいことを効率よく研究できるようになったそうです。だから、人間の社会や文化の発展に本は欠かすことはできないのです。

「なるほど!」とても勉強になりました。このあと、図書委員会からの発表、読書感想文の表彰がありました。