今の学校ではスタンダードを中心に学校や学年でいろいろなことをそろえながら学校生活を送っています。これにはいろいろな意味がありますが、隣りのクラスや違う学年が自分のクラスと全く違うルールで学校生活を送っていたとしたらどうでしょう?子どもたちからはいろいろな思いが出てくると思います。それを防ぐためにスタンダードを設けています。

 しかし、我々教職員にも「個性」があります。それは一人一人の教職員にとっての武器にもなります。当然先生の中には、算数が得意だったり、理科が苦手だったりすることもあると思います。それも個性だと思います。それぞれの個性を生かしながら、我々も日々子どもたちと生活しています。

 そして、我々には「こだわり」もあります。毎回クラスをもったら「これをしたい。」「こんなことを子どもたちにがんばらせたい。」という思いもあります。そういう思いをもって子どもたちに投げかけたことは、先生にとっても大切なものですが、子どもたちにとっても大切なものとなります。そのようなクラスでの「こだわり」を数回に分けて紹介していきたいと思います。

 あるクラスの取組み・・・「クラス月目標」を設けて、自分たちがその目標に向けてできているかどうか確認し、意識しながら学校生活を送っています。できている子が設定した人数を上回るとにこにこシールを貼っています。そのシールがたまるとどうなるか。それは検討中だそうです。

 またあるクラスでは・・・「自分の一番きれいな字」を「あ~ん」まで書いたものを教室に掲示しています。テストやノートを書くときに、自分にとっての最高の字で書くことを意識して字を書かせているそうです。

 このような個性もとても大切なものです。(文:矢吹)