【5年生】

 『茶色の小びん』では、主な旋律と低音パートの役割を理解して、拍を合わせて演奏することを学習しました。その学びを生かして、今回は『こきょうの人々』のグループ合奏にチャレンジしました。

 主旋律は、リコーダーで演奏しました。サミングの指遣いや、低い音の息使いに苦戦しながらも繰り返し練習に取り組みました。新たに「和音」についても学習し、さらに厚みのある合奏を目指しました。グループ合奏では、主旋律・和音・低音の組み合わせによって響きが変わる事から、グループで相談して楽器を選びました。友だちの音に耳を傾け、「メロディーが吹きやすい速さにしよう!」「低音を聴くと合わせやすいよ!」などど話し合いながら、よりよい表現に向けて意欲的に活動していました。

  

【6年生】

 『マルセリーノの歌』のグループ合奏にチャレンジしました。リコーダー、低音だけでなく、鉄琴も加えて全体の響きを聴いて音を合わせて演奏することを目指して取り組みました。

 範奏を聴きながら、曲の途中で「調」が変わることや、「D.C.(ダ・カーポ)」「Fine.(フィーネ)」などの音楽的な要素を確認してから練習に入りました。リコーダーは、主旋律と副次的旋律の二重奏になっており、リコーダーの響きの美しさを味わいました。鉄琴パートは、マレットの動きに苦戦している姿も見られましたが、繰り返し練習したことで自信をもって演奏できるようになりました。

 グループ合奏では、少人数でより互いの音を聴き合う合奏を経験しました。「間違えても諦めずに演奏している姿がすてきでした。」「音がきれいに重なっていました。」と、他者のよいところを見つけ、認め合いながら鑑賞することができました。

 

 次の器楽の活動に活かして、学びを深めていきます。