大口台小学校はすべての学年が2クラスということですが、学年を担当している教員がどちらのクラスの授業も行う「交換授業」を全学年行っています。両方のクラスの授業を行えるので、学年で児童を把握がしやすくなります。指導が慣れている教科を受け持ったり、教材を研究する時間を確保できたりするのでより楽しい授業を提供できることもあります。

 また指導者が同じだと、意図的に授業の内容を子どもたちが共有することもできるのです。6年生の国語「やまなし」で同じワークシートを使っていました。同じこと、違うことを感想に書いていたり、1組では出なかったことを2組では考えていたりすることが起き、どちらの掲示物も残し、授業で使用することで学習の深まりが見られました。6年生は国語・算数の交換授業を行っていますが、他の学年では音楽、図工、体育なども行っています。