理療応用介護分野(専攻科3年対象)  

2021/6/17 (木) 

先日、鍼灸師であり医学博士でもある東郷俊宏(とうごう としひろ)先生を本校にお招きし、専攻科3年生を対象とする研修会を行いました。

東郷先生は順天堂大学協力研究員、元東京有明医療大学教授、現在は鎌倉で、鍼灸salon「えれじあ ぷらてーろ」を主宰されています。

講義中の東郷先生とそれを注意深く聞いている生徒の様子の画像

今回のテーマは、「介護現場で医療従事者に求められるものー家族の視点からー」というお題で、先生ご自身が経験した両親の介護と母親の看取り体験を、卒業して将来「あはき師」となり、高齢者に対応するであろう生徒たちに身近なものとしてとらえられるようお話し頂きました。

質疑もあり、真摯にお答えになる先生の姿や、介護を受ける側のご本人や支える家族の立場、その方たちを支援することの大切さを学ぶことができたと思います。

講義中の東郷先生とそれを注意深く聞いている生徒の様子の画像2

私たち「あはき師」は高齢者を施術し生活の質・QOLを高めるという責務がある傍ら、介護するご家族に対しては、介護の不安や日々のお疲れを癒してあげられる技術を持っています。

今、技術を学んでいる生徒たちは、今回のような研修の機会を得ることで、外部の臨床に携わる多くの先生方から生の臨床現場のお話しを聞き、将来の進路の選択にもつながっていくものと感じます。後日、先生からは生徒の質問の答えが丁寧なメールで送られてきました。生徒にとって、学びあるとても良い研修会となりました。

(文責;理療応用介護分野担当、専攻科教諭 黒木正)

東郷先生ありがとうございました!!