専攻科進路問題研修会

2021年7月20日(火)

 

毎年開催される進路問題研修会は、各先生方のご活躍を拝聴することで視野を広げ、卒後の進路への意識を高め、方向性をイメージしていく研修会です。

 

令和三年度は前半に永田桃華先生、花牟禮潔先生、吉田宏之先生の3名の卒業生、後半に西村博志先生(にしむら鍼灸マッサージ治療院院長、藤沢市鍼灸・マッサージ師会理事、筑波大学理療科教員養成施設非常勤講師)をお招きしました。

 

 ながたももか先生の写真  はなむれきよし先生の写真  よしだひろゆき先生の写真

 

卒業生の方々は、入社後、ヘルスキーパーや機能訓練指導員として現場で大変だったことや、どのように乗り越えたか、今、理療師として大切にしていることを紹介して頂きました。

 

 

永田先生は、  社会経験を身につけていく過程で先輩や上司の方に教えてもらいながら少しずつ成長できたこと。ビジネスマナーが社会においてとても大切であることを伝えてくれました。


花牟禮先生は、在学時、実習先の企業様から『是非うちに来てほしい』と言って頂き、希望を感じたこと。それまで身が入らなかった勉強が、この面接から頑張ることが出来たこと、マッサージを利用してくれた方へ出来る限り感謝の気持ちを伝えるようにしていることなどを紹介してくれました。

吉田先生は、さまざまな医療職種が就くことの出来る機能訓練指導員のマッサージ師として、自身の強みである利用者さんの体をほぐす技術を大切にしていること、利用者さんに至らないと思われても、どうやったらニーズに応えられるか、といった改善策を考える強さが必要であること、そしてコミュニケーションを大切にし、利用者さんに笑顔になって頂ける仕事を目指していることを紹介してくれました。 


にしむらひろし先生の公演中の写真

 

後半は西村博志先生に「あはき業界の現状と未来像 ー開業鍼灸マッサージ師・ケアマネージャーの立場からみえるものー」というタイトルでお話頂きました。

 西村先生は開業鍼灸師とケアマネージャーの立場から、現場における訪問マッサージの実際や職務内容を紹介してくださいました。 

 

 

普段から利用者さんや他のケアマネージャーとコミュニケーションを取り、他のケアマネージャーが困った時に、「あの先生にお願いしてみよう」という第一選択肢になれるよう、相談しやすい環境を作ることを大切にしているそうです。

 

そして、自分の施術技術の軸を作ることも大切にしなければならないことを教えてくださいました。

 

 

西村先生、ありがとうございました!