「大規模地震特別措置」に基づく警戒宣言や大規模地震、暴風警報発令などの緊急災害時に備え、幼児児童生徒の保護対策を次のように定めています。

 

 

                          令和6年4月6日

 

  悪天候時、大地震発生時、交通ストライキ、その他突発的事故などによる

場合の幼児・児童・生徒の登下校について

 

横浜市立盲特別支援学校長  吉田 英輝

 

 標記の件につきましては、すでにご指導やご配慮いただいていることと存じますが、学校でも、日頃いかにして幼児・児童・生徒を安全に保護しつつ、状況に応じてご家庭に引き渡すことができるかを考え、各々の状況に応じての対策を定めております。ご家庭におきましても十分ご理解の上、最良の方法がとられますよう、ご協力のほど重ねてお願いいたします。

 ご留意の上、ご家庭でこの文書を保存しご利用をお願いいたします。

また、必ず3日分の常用薬(緊急時に必要な薬)と一緒に、災害時連絡カード(医療)を常にカバンの中などに持たせていただくようお願いいたします。

(薬が多い方はカードに薬の説明書のコピー添付でも構いません。)

 

  Ⅰ 悪天候時の幼児・児童・生徒の登下校について

A 「神奈川県全域」、「神奈川県東部」、または「横浜・川崎」に暴風・暴風雪・大雪警報・特別警報(波浪・高潮警報・特別警報は除く)が発表された場合は、学校として次のような措置を取ります。

(1)上記の警報・特別警報が午前6時のテレビ・ラジオのニュース・天気予報・インターネット(横浜市教育委員会のホームページ)等で発表されているときは、臨時休校といたします。なお、その後に警報・特別警報が解除されても、当日は授業をいたしません。

(2)上記以外の場合でも、発表地域や気象などの状況により、臨時休校とする場合がありますが、その時にはメール配信や電話で連絡いたします。

(3)午前6時以降、各自の家を出る時刻までに、上記の警報・特別警報が発表された場合は、臨時休校にはなりません。各ご家庭で登校するか、見合わせるかの判断をお願いいたします。なお、登校を見合わせる場合は、その旨学校までご連絡ください。(欠席にはなりません。)

(4)各自が家を出てから登校するまでの間に、何らかの方法で警報・特別警報の発表を知った場合は、最も安全が確保できる方法を判断いただき、学校にご連絡ください。また、登校せず途中で引き返した場合は、自宅に帰着したら直ちに学校にご連絡ください。なお、知らずに登校した場合は、必ず学校長の指示に従ってください。

 

B 警報・特別警報や注意報の発表状況、および気象や交通機関の状況は各地域で違いますので、登校の際に、危険が予想される場合は、無理をして登校しないようにしてください。登校を見合わせる場合は、その状況などを学校に連絡してください。(欠席にはなりません。)

  

Ⅱ 南海トラフ地震に関する情報が発表された場合の対応について

南海トラフ地震に関する情報が発表されかつ、南海トラフ地震発生の可能性が相対的に高まった場合、原則、通常通りに授業を行います。ただし、教育委員会から「全市一斉休校」の指示があった場合は臨時休校といたします。

 指示がない場合でも、情報の切迫度、地域等の危険度により登下校の見合わせ等の判断をいたします。その場合、メール配信や電話連絡をいたします。

 

Ⅲ 大地震発生時の対策について

 A 幼児・児童・生徒が 在校中の場合

学校にて保護者に引き渡しますが、特に大地震発生の場合は、電話回線のパンク・交通機関の混乱が予想されますので、いずれの場合も学校への電話連絡は避け、交通の混乱が回復次第、できる限りすみやかに来校され、幼児・児童・生徒を引き取っていただくことになります。

 なお、学校での保護待避が長引くことも考えられますので、その時の用意として非常食・飲料水・非常用毛布などを準備しています。

 また、校舎が倒壊しないかぎり、本校に待避していますが、倒壊もしくは危険な場合は、臨時避難場所として大口台小学校、最終的には広域避難場所の錦台中学校に避難していることも考えられますので、所在場所についてはご留意ください。(このことは、火災やその他の非常災害の場合についても同様の措置を取ります 。)

 

B 幼児・児童・生徒が在宅中の場合

 各地域ごとの防災対策に従って避難してください。

 

C 幼児・児童・生徒が登下校の途中の場合

 交通機関利用中または歩行中などが考えられますが、交通機関利用中の場合は、その関係機関責任者の指示に従い、歩行中の場合は近くの人に支援を依頼するなど、臨機応変な対応ができるようご家庭でもご指導をお願いいたします。

 

Ⅳ 交通ストライキ実施時の幼児・児童・生徒の登下校について

A 24時間以上のストライキ実施(予定) の場合

 (事前に改めてその規模等を含めた文書を配布するか、メール配信あるいは電話連絡をする予定ですが、原則として次のようにいたします。)

朝6時のニュース(NHKラジオ・テレビ放送、特に都市交通については、ローカル放送にご注意ください)で、次のいずれかであれば、当日の学校は臨時休校といたします。

(1)JR東日本がストライキを行っているとき。

(2)東横線・京浜急行・相鉄線のうち、2社以上がストライキを行っているとき。

(3)上記私鉄1社と都市交通(市営バス・地下鉄)がストライキを行っているとき。

★なお、都市交通のみがストライキを行っている場合は、幼稚部・小学部・中学部は臨時休校としますが、高等部(普通科・専攻科)は授業を行います。ただし、スクールバスの運行はありません。

★登校の際には、十分に注意してください。

 

B ある時間を限ってのストライキ実施(予定)の場合

(この場合も、事前に文書を配布するか、メール配信や電話連絡をする予定ですが、原則としては次のようにいたします。)

1 始発より朝6時までストライキ実施の場合

(1)実施の如何に関わらず、始業時刻を「1時間遅れ」とします。

(2)登校バスは横浜駅発9時15分と新横浜駅9時10分の各1本となります。これは、通常幼稚部の登校バスとして運行しておりますので、幼稚部優先とし、他の学部科は、スクールバスを使わずに登校してください。その場合、始業時刻に遅れても遅刻にはなりません。

2 始発より朝8時までストライキ実施の場合

(1)実施の如何に関わらず、始業時刻を「2時間遅れ」とします。

(2)登校バスは横浜駅発10時15分と新横浜駅発10時10分の各1本となります。この場合も幼稚部優先とし、他の学部科は、スクールバスを使わずに登校するか、登校を見合わせるかは、各ご家庭で判断してください。どちらの場合でも、遅刻・欠席にはなりません。

 上記1・2ともに、下校バスは平常通りとし、給食は実施いたします。ストライキ中、ストライキ解除後の交通機関は混雑が予想されますので、登校の際には十分に注意してください。

 

Ⅴ その他の突発的事故発生の場合の対策について

1 朝6時のニュースなどで、その内容や状況を判断して対策を検討いたしますが、事態の変化などが考えられますので、最終判断は6時30分頃になると考えます。

対策決定後直ちにメール配信や電話連絡をいたします。

2 突発的事態の場合は、予想以上に交通が混乱することが考えられますので、登校に際しては十分に安全を考え、無理をしないようにしてください。

3 すでに家を出てしまった後、途中でそのような事態になった場合は、その関係の責任者の指示に従ったり、近くの人に支援を依頼するなどして、無理をしないようにしてください。

 なお、事態発生時に臨機応変な対応ができるよう、ご家庭で話し合い、ご指導をよろしくお願いいたします。

                               以 上