国際学科1年 JICA横浜訪問(7月4日(金))
Y-kokusai1学年は、Global Learning (総合的な探究の時間)の学習の一環として、JICA横浜を訪れ、JICAの活動に関する講演を聞き、海外移住資料館を見学しました。
午前中に期末考査を終え、一部の生徒たちは、昼食にJICA内の食堂「ポートテラスカフェ」で、世界各国の料理を楽しみ、集合場所であるJICA1階ロビーに集合しました。
JICAの職員で、実際にネパールなどの国へ派遣されていた方から、JICAの活動について分かりやすく教えていただき、生徒たちは真剣にメモを取りながら聞いていました。日本が国際協力をする理由について、お互いの国が助け、助けられているからだと語る職員の方のお話や、海外へ派遣されるJICAの職員の活動に興味がわいた生徒も多かったようです。
ワークショップでは、「みんなでつくろう 幸せの村」と題し、条件の異なるそれぞれの村で、何が優先的に必要なのかを考えました。それぞれの村が抱えている問題の背景を考えながら、意見を出し合い、「病院が必要」「警察が必要」「水が必要」など、優先順位を班のメンバーと議論している姿が印象的でした。
最後は、ペルーの日系人であるJICA職員の方から、日系人や移民について、ご自身のエピソードも交えた話を聞いた後、海外移住資料館を見学しました。日本から世界へ飛び立っていった人々の歴史、実際に使っていた物やエピソードを、興味深く見学しました。
生徒の振り返りから:
・JICAの海外派遣隊は実際に現地で暮らしながら問題解決に取り組むことが出来ることに驚きました。実際に現地の人達と同じ目線にたつことで新しい発見が出来るのが良いと思いました。
・日本は、他の国や発展途上国を助けていると思っていました。なので、中学生の時ユニセフ募金などをする時、支援する気持ちだったけど、災害の時にたくさん国からの支援を受けたとお話を伺って助け合っていたということに気づきました。
・ワークショップのとき村の一つ一つの問題に対して解決方法をだしていった様に大きな問題に対してもなぜそれが問題なのか、またその問題を、より具合的にするとどういった課題が浮き彫りになるのか、その課題を解決するとどうなるのかまで考え、優先順位をつけて最適解を出すことが大切だと学んだ。
・実際に移住した人の写真や話などを聞いてどのような気持ちで海外に移住してどのようにして海外に貢献してきたのかを詳しく知ることができたのが良かった。自分は将来、海外の人のためになにかしたいと思うしこのJICAが実際世界にどのように貢献できているかを明確にしれたことが印象に残った。
・昔の日本の人々がどのようにして海外へ移住を決めたのかなど、今まで自分が知らなかったことをたくさん知ることが出来た。また、資料館に展示されていた、各都道府県の海外移住した人の数を見ると、広島がダントツで多かったので驚いた。