2020年12月23日(火)3・4時間目 YSM1~3年生 講演会

【講 師】丸山哲(マルヤマ・テツ)先生

・NSCAジャパン認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(CSCS)

・日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

・鍼灸師

・元メジャーリーグ・アリゾナ・ダイヤモンドバックス・ストレングス&コンディショニングコーチ

・元平野佳寿選手・パーソナルトレーナー(アリゾナ・ダイヤモンドバックス時代)

・元オリックスバファローズ・ストレングス&コンディショニングコーディネーター

・元JR東日本硬式野球部・コンディショニングスタッフ(トレーナー)

【講演の内容】

・丸山先生のこれまでのキャリアについて

・日本のプロ野球、メジャーリーグでの経験

・日本のプロ野球、メジャーリーグにおける選手を取り巻く組織形態、役割分担などの違い

・アスリートやスポーツに関わっていく仕事に興味がある生徒たちにアドバイスやメッセージ

 

【講演会のようす】

講演会の様子  講演会の様子

講演会の様子

集合写真の様子

 

日米の一流選手のトレーナーとして、「夢の舞台」で活躍された丸山先生の講演会は、スポーツに携わる機会の多いYSMの生徒、とりわけ将来アスリートのサポートの仕事に就きたいと考えている生徒にとって、多くを学ぶことのできる大変貴重な機会でした。

 

日米のプロ野球の比較や、実際のお仕事の様子、シーズン中の選手の一日の流れやキャンプの様子など、実際に選手と深く携わってこられた丸山先生ならではのお話がとても興味深かったです。「試合のグラウンドに出るときに感じる選手の精神的プレッシャーはすさまじい。それに打ち勝つために選手はそれぞれの形で様々な努力をしている」という丸山先生のお話から、華やかな舞台で活躍する選手たちの影の努力の大きさを感じました。

またサポートをするお仕事をされていく中で丸山さんが大切にされていた「プロフェッショナル性」(自分の仕事を全力で行う)のお話もありました。選手のユニフォームをまっさらにきれいにする用具係りのスタッフのお話から、その分野のお仕事のプロフェッショナル性があってこそ、選手が活躍できる環境が整うのだと感じました。

 

また、メジャーリーグの開幕戦で戦った両チームのスタッフの中には5人の日本人スタッフの姿があったそうです。現在高校生の生徒たちが今後海外で活躍するチャンスも夢ではありません。「どんどん世界に飛び出していろんなものを見て、感じることが大切。」と力強いメッセージをいただきました。

 

講演後の質疑応答の時間では多くの手が挙がり、そのひとつひとつに丁寧に答えてくださいました。印象に残った質問のひとつに「日米の一流選手に共通しているものは何だと思われますか?」というものがありました。しばし考えたあとに丸山先生からいただいた答えは「競技が上手なだけでなく、頭でよく考えていること。」でした。技術やパワーを持ち合わせていても決してそれに満足することなく相手チームの研究を重ねるなど努力を重ねている選手は長く活躍していることが多い、とのお話しでした。

 

講演の最後に「初心を忘れないこと」「何事も楽しむこと」「最後までやり抜く覚悟を持つこと」「周りへの感謝を忘れないこと」の四つを大切にした結果、現在のご自身の姿があるとお話をいただきました。

 

多くの選手やスタッフから厚い信頼を得ている丸山先生のお話をうかがう機会を持てたことで、YSMの生徒たちも今後の人生や進路について深く考える機会を持つことを願っています。

 

 

※丸山先生の動画がアップされています。

https://www.youtube.com/watch?v=-5yC6BPlbXI&list=PLw426XTJOcqE3mEXBxQx7xYhauUmG-wgl&index=18

 

https://number.bunshun.jp/articles/-/831960

 

https://full-count.jp/2019/04/24/post353805/2/