バックナンバー【2016.1~3】
「 YSFH Diary 」本校教職員による日記形式のブログで、本校の日々の活動の様子を写真付きで紹介していきます。
更新状況は新着情報欄に表示されますので是非ご覧ください。(※更新順ではなく、日付順に並んでいます。)
【バンクーバー姉妹都市交流プログラム】
3月29日~4月5日に生徒20名が、カナダのバンクーバーにある姉妹校 David Thompson Secondary Schoolへの海外研修に参加しました。
生徒たちは、姉妹校の生徒宅でのホームステイを通し、異文化を体験し、言語だけではない国際的なコミュニケーション能力を向上させようと努力していました。
また、姉妹校の授業にも参加し、英語能力の向上に努めました。ブリティッシュコロンビア州の歴史について学び、砂金採りの体験もすることができました。
さらに、日本やYSFHについてのプレゼンテーションを、姉妹校の生徒に披露しました。生徒20名全員で1つのプレゼンテーションの内容を3ヵ月かけ準備し、本番では、日本の文化、当校の特徴であるSLⅡの研究内容の発表や、ソーラン節を披露しました。姉妹校の生徒たちも日本の文化について驚きながらも楽しんでくれました。
バンクーバー市内での視察では、カナダの文化や社会情勢について学び、カナダの現状や抱えている問題について理解を深めました。
姉妹校の皆さんやホストファミリーの方々が温かく迎え入れてくださり、研修を充実させることができました。毎年3月には、姉妹校の生徒がホームステイ体験と本校での学習交流のために来日します。その際には、本校で協力して温かいおもてなしをしたいと思います。<2016/4/11>
【ブリティッシュヒルズ研修】
3月26日~28日にかけ2泊3日で福島県にあるBritish Hills国内研修に生徒17名が参加しました。
実践的な英語会話を、アクティビティーとして楽しみながら参加すると共に、英語でのスピーチやディスカッションと言った一歩進んだレッスンにも臨みました。短い期間でしたが、英語を身近に感じる研修となったと思います。修了のセレモニーに際し、英語を学ぶことは「目的」ではなくただ楽しいからだと言われ、義務的な学習ではなく、すすんで学習したい気持ちになったと思います。<2016/4/4>
【イギリス・サイエンス研修】
3月20日から6泊8日の日程で、本校の生徒3名がイギリスで研修を行ってきました。
オックスフォードでは、オックスフォード大学の施設を見学し、学生用の寮に泊まり、イギリスのアカデミックで伝統的な学問の雰囲気を肌で感じ取りました。
ケンブリッジでは、ケンブリッジ大学のCambridge Stem Cell Institute(幹細胞研究所)において、13人もの研究者を前に生徒は英語でポスター発表と質疑応答を行いました。また、同研究所とGurdon Instituteで働く研究者の方々にお会いし、研究内容のレクチャーを受け、研究施設も見せていただきました。この他にも、Department of Applied Mathematics and Theoretical Physics (応用数学理論物理研究所)を訪問し、日本人研究者の方々から研究者を目指すうえでのアドバイスをいただき、心構えなどを学びました。
ロンドンでは、在英国日本国大使館を訪問し、日本の外交やイギリスとの関係を学習しました。また、グリニッジ天文台や大英博物館、自然史博物館、科学博物館を訪れることで、英国の科学の歴史を実際に見てとることができました。
この研修を通して、本物のサイエンスに触れた生徒たちは、近い将来イギリスにもどり研究をしたいと決意を固めていました。<2016/3/31>
【マスフォーラム】
3月21日 本校にて、数学に興味・関心を持つ生徒たちの交流の輪を広げることを目的として「マスフォーラム」を開催しました。今回は、ジャズピアニストであり数学教育者でもある中島さち子さんに基調講演とワークショップをお願いました。
参加校7校と人数は次のとおりです。(海城中学校高等学校(8名)、筑波大学附属駒場高等学校(1名)、東京学芸大学附属高等学校(2名)、東京工業大学附属科学技術高等学校(8名)、広尾学園中学校高等学校(12名)、横浜市立戸塚高等学校(1名)、横浜サイエンスフロンティア高等学校(10名))本校卒業生を含む大学生も数名参加し、教職員を含み63名の参加となりました。
午前中、中島さち子さんより「数学・音楽:創る世界の面白さ」と題して講演を行っていただきました。高校時代の数学との出会いから音楽との出会いまで、ご自身のエピソードを交えながら、語っていただきました。「数学・音楽は、創る力(イノベーション力)を鍛える世界であり論理と感性の結婚である」との言葉は、とても印象的な表現でした。参加者からのテーマ(π)から即興でピアノを演奏していただいたり、数学と音楽の感性を刺激するお話を数多くしていただき、あっという間の90分間でした。
生徒ホール発表では5名の発表があり、ワークショップやポスター発表を通していつの間にか、学校の枠を越えて数学の話に没頭する光景があちらこちらに見られました。本会の目標が達成されたことを喜びながら会を閉じさせていただきました。<2016/3/28>
【日本生態学会 高校生ポスター発表】
3月21日に日本生態学会 高校生ポスター発表が宮城県仙台国際センターにて開催されました。
本校からは3人の生徒(2年次 渡邉葵乃さん、今飯田果歩さん、中武泰成さん)が発表を行い、渡辺葵乃さんが審査員特別賞を受賞しました。
生徒たちは、専門研究者の方々から多くの助言をいただき、今後の課題研究に役立つたいへんよい刺激を受けて帰ってきました。<2016/3/28>
審査員特別賞 渡辺葵乃 「嗜好飲料の摂取によるハツカネズミの血糖値上昇の変化」
今飯田果歩 「アリの道しるべ フェロモンの分析」
中武泰成 「行動学的視点から考えるネズミの生態」
【第57回日本植物生理学会 高校生生物研究発表会】
3月20日に第57回日本植物生理学会 高校生生物研究発表会が岩手大学上田キャンパスにて開催されました。
本校からはSLⅡ生命科学分野から3演題、環境分野から2演題の発表を行い、2年次生 米田美桜さん・舛村康成さん・英健太さんが最優秀賞、2年次生 森川拓海さんが優秀賞、発表を行った生徒全員が奨励賞をいただきました。
また、優秀な研究を多数発表したとして、本校は「特別賞」を受賞しました。<2016/3/28>
最優秀賞 米田美桜・舛村康成・英健太 「土の中に捕虫器を持つ食虫植物ウサギゴケ」
(生命科学分野植物コース指導 名古屋大学・基礎生物学研究所 中川知己博士)
優秀賞 森川拓海 「私ができる植物の制御」
奨励賞 米田美桜、舛村康成、英健太、田中美花、野久尾圭太、森川拓海、上野由惟
特別賞 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校
【サタデーサイエンスの締めくくり】
3月19日、本校スーパーアドバイザー浅島 誠先生(東京理科大学特命教授、東京大学名誉教授、横浜市立大学名誉教授、日本学術振興会・学術顧問、産業技術総合研究所名誉フェロー)にご講演いただきました。
「次世代を担う皆さんへ」としてYSFH生徒に向けて、まず先生の伝えたいこと(「人格と体力を持ち、教養のある人に成長すること」「魅力ある人間力をつける努力をすること」など)から始まり、先生がいつから生物学に興味を持ち、長く研究を重ねてこられたかをお話になりました。さらに、「中胚葉誘導因子のたんぱく質アクチビンを発見」のお話、最後には「研究室の哲学」として、「Passion(情熱を超えた熱情)を持って取り組め!!」など、これからの生き方を考えるためのご助言をたくさんいただくことができました。ありがとうございました。
また、今回の講義を持って、平成27年度のサタデーサイエンスは全日程終了いたしました。多くの研究機関・大学・企業の方々にご来校いただいたこと、心から御礼申し上げます。<2016/3/25>
【SGH生徒発表会】
平成27年度SGH生徒発表会を3月18日(金)に本校で開催しました。この発表会には姉妹校のカナダ、バンクーバー市のディビッド・トンプソン・セカンダリー・スクールとシンガポールのNUS付属高等学校の生徒も参加しました。
最初にアリーナにて英語によるグローバルスタディーズIIの優秀者2名の課題研究発表、続いて、シンガポール模擬国連研修、オーストラリアイマージョン実習、マレーシア熱帯雨林調査について、それぞれの参加者による報告を行いました。SGH海外研修での成果を聞くことにより、将来、地球規模の問題に取り組み、国際的に活躍することを目指す意欲を育てることができました。また、「グローバルスタディーズII」の優秀者の研究発表を聞くことにより、研究手法、研究内容について理解を深めることもできました。
その後は、Presentation & Discussion Forumを2セッション行いました。このプログラムでは「グローバルスタディーズII」で課題研究を行った生徒が各クラスでプレゼンテーションを行い、そのプレゼンテーションに沿ったトピックについてグループでディスカッションを深め、最後に各班から意見交換した内容を発表しました。
この活動では司会進行を全て生徒で運営をすることで、互いに学び合い、意見交換を活発にすることができました。またディビッド・トンプソン・セカンダリー・スクールとNUS付属高等学校の発表を聞くことにより、シンガポールとカナダの環境問題と現状を把握し、持続可能な地球環境を守っていくためにできることなどを英語で意見交換することもできました。<2016/3/25>
【ysfFIRST国際サイエンスフォーラム】
3月17日(木)、国内外の連携校が本校に集い、研究発表をベースとした交流を深め研鑽する場として、国際フォーラムysfFIRST (The Yokohama Science Frontier Forum for International Research in Science and Technology)が行われました。
海外からはNUS High School of Math and Science(シンガポール)、David Thompson Secondary School(カナダ)、国内では 市川学園市川高校、筑波大学附属駒場高校、東京工業大学附属科学技術高校、東京都立戸山高校が参加し、本校生徒とともに、研究成果のポスター発表や口頭発表を行い、ディスカッションを進めました。このほか、紙飛行機づくりを通して互いに飛距離を競うなど、交流を深める機会も多く用意され、実りある一日となりました。当日の様子はこちら [228KB pdfファイル] をご覧ください。<2016/3/24>
【タイ国立大学 シラパコーン大学来校】
3月3日(木)、タイ王国国立大学であるシラパコーン大学の教授と修士の学生が視察のために来校しました。
本校の教育内容の説明を行ったあと、校内の施設・授業を見学しました。質問としては、日本の教育について、本校の入学者選抜について、保護者と協力した取組等がありました。タイの大学関係の方に、本校の教育内容や施設の充実ぶりを評価していただきました。<2016/3/8>
【第5回卒業証書授与式】
3月1日(火)に【第5回卒業証書授与式】を行い、科学技術顧問、地域の方々をはじめとする多くのご来賓の皆様にお越しいただきました。当日は栗原校長からの式辞に続き、和田昭允常任スーパーアドバイザー、教育委員会、PTA会長からご祝辞により、これからの人生が飛躍前進するための温かいお言葉をいただくことができました。横浜サイエンスフロンティア高等学校第5期生の皆さん、ご卒業本当におめでとうございます!
【科学誌に論文掲載】
本校3年次生の落合希美さんの研究が、科学誌「Natural Product Communications」に論文掲載されました。研究テーマは「フタバネゼニゴケの芳香成分について」です。詳細はこちらをご覧ください。
今回の研究に際して、高砂香料工業株式会社 櫻井様、徳島文理大学薬学部教授 浅川先生、基礎生物学研究所・名古屋大学 中川先生にご指導、ご協力していただきました。ありがとうございました。
なお、落合さんの研究は、平成26年9月9日に高砂香料工業株式会社様により特許出願されています。「フタバネゼニゴケ抽出物又は精油および該抽出物又は精油を含有する光陵組成物 特願2014-183128」
<2016/2/19>
バックナンバーはこちら
・2014年12月分 ・2015年1~3月分 ・2015年4~8月分 ・2015年9~12月分