バックナンバー 【2018.7~9】
本校教職員による日記形式のブログで、本校の日々の活動の様子を写真付きで紹介していきます。
更新状況は新着情報欄に表示されますので是非ご覧ください。
東大ツアー
9月23日(日)に、現在東京大学に通っている本校の卒業生たちを、46名(1,2年次生)で訪問してきました。ツアー内容は、先輩たちが在籍している3つの研究室(地球微生物学、神経科学、宇宙工学)の中から、見学希望する研究室を一つ選び、先輩が研究している分野の解説を詳しく聞きながらの見学と、大学構内を歩きながらの施設見学との2本立てで実施しました。
大学研究室の中で行われていた研究は非常に高度なものでしたが、卒業生や研究室の方々は生徒たちが理解できるよう、丁寧に説明してくださいました。生徒たちは、先輩や研究室の方々の話を聞きもらさないように努め、理解を深めていました。
見学後の交流会では、見学の場面では聞けなかった後輩の質問一つひとつに丁寧に答えてくれている卒業生たちの姿が印象的で、サイエンスフロンティアのため、後輩のため、という強い母校愛を感じることもできました。
宮古島研修
9月19日~22日 沖縄県宮古島市において2年次生4名が自然環境調査のための研究に行ってきました。
9月19日
宮古空港に到着し、宮古島と橋でつながっている伊良部島・下地島に行き、地質・地史の学習を行いました。琉球石灰岩による崖地から砂浜へと移り行く地形を体感しつつ、井戸(ガー)などの歴史について学びました。
9月20日
河川のない宮古島で、淡水と海水の交わる汽水域のマングローブ林で植生・地質の調査を行いました。その後、地下ダム資料館で宮古島の地質、ボーリング調査の試料などを見学し、地下水と地下ダムについて学びました。東平安名崎では、潮や強風にさらされる中で生き抜いている植物の植生について学び、調査を行いました。
9月21日
ダイバー指導員の方についていただき、伊良部島沖でシュノーケリングを行いました。復活しつつあるサンゴ、そこに住む海洋生物について調査・学習を行いました。
9月22日
早朝の大野山林で亜熱帯林の植生について観察しました。横浜とは全く異なる亜熱帯林を体感しました。その後は自主研修とし、各自の研究テーマに沿った調査を行いました。農地での土壌塩分調査、砂浜における藻場の調査、湾・汽水域などの溶存酸素濃度測定など、SLⅡにつなげた調査を行うことができました。
東工大ツアー
9月19日(水)に、1年次生36名と2年次生19名の計55名が、東工大ツアーに参加しました。生徒はいくつかの小グループに分かれ、本校卒業生である東京工業大学の学生に大岡山キャンパスを案内してもらいました。ツアーでは、スーパーコンピュータTSUBAMEや、百年記念館、ものつくりセンター等を見学しました。ツアーの最後には座談会が実施され、東京工業大学の魅力を知ることができ、大学生活、海外留学、受験勉強など幅広い質問にも答えていただきました。
本ツアーは生徒達にとって早い時期から将来を意識する良い機会となりました。これからの勉学の励みにしてほしいと思います。
サイエンスイマージョン プログラムⅡ
サイエンスイマージョンプログラムⅡは、1年次で実施するサイエンスイマージョンプログラムに続く2年次を対象とした英語集中研修プログラムです。10月のマレーシア海外研修での英語ポスター発表に向けて、英語ポスターの表記や発表原稿のチェックと、現地でのポスター発表における英語プレゼンテーション能力の向上を目的としています。今年度は9月24日(振休)に実施し、マレーシア海外研修時にプトラ大学で研究発表を行うことになっている代表生徒を中心とした22名の生徒が参加しました。
当日は東京大、東京工業大、東京農工大等の大学院で理数分野の研究を行っている外国人大学院生8名が講師として来校し、簡単な自己紹介とアイスブレイキングから研修が始まりました。その後、講師1名に対して生徒2~3名という少人数グループに分かれ、午前中は事前に作成してきた英語ポスターや発表原稿について指導していただきました。午後は3名の大学院生にモデルプレゼンテーションを行っていただき、それを参考に、英語ポスター発表の練習を行いました。講師の先生からは各生徒の発表練習が終わるたびに、声の大きさや、ジェスチャー、アイコンタクト、英語表現などについて丁寧にアドバイスをしてもらい、最後にグループ合同で最終発表を行いました。
バンクーバー姉妹校交流プログラム
2年次生20名の生徒が、9月18日(火)から25日(火)までの8日間、カナダ、バンクーバーにある本校の姉妹校デービッド・トンプソンセカンダリースクール(DT)を訪問しました。滞在中は、授業を体験するだけでなく、日本文化、本校についてのプレゼンテーションや歌、ソーラン節を披露したり、DT校のゴミのリサイクル活動についてのワークショップに参加そたりしました。また、DT校の社会科のビクトリア研修旅行に同行し、州都の議会や美しい街並みを見る機会を得ました。すべての生徒がDT生宅にホームステイができ、交流を深めることができました。
ロペズ校長先生、DT校姉妹校交流担当のシャロン先生をはじめ、多くの方に支えられたこのプログラムに参加した生徒は、言葉を超えた交流には感謝の思いと相手を思いやる気持ちが大切だということを身をもって体験したと思います。3月にはDT校が来日します。本校とDT校の交流をますます充実したものにするため、どのような活動ができるか今から再会を楽しみに、考えていきたいと思います。
SGH ベトナム環境問題調査
本研修は、ベトナム中部フエ市およびダナン市におけるフィールドワークを通して、東南アジアの水・ゴミ問題に関する知識を深めるとともに、横浜市が現地で行っている協力事業を視察することを目的としています。今年度は校内選考を通過した1年次5名(貞岡直さん、重野真衣さん、髙田音色さん、坪井杏澄さん、吉田琉起さん)が9月18日(火)~22日(土)の日程で参加しました。
最初に訪問したフエ市は、横浜市の技術支援を受けて水道施設の整備を行っており、今回の研修でも横浜市水道局の協力を得て、現地のQuang-Te 2浄水場と、Van Nien取水場の視察をすることができました。
ダナン市は経済的な発展の一方で、ごみの分別回収や焼却処理が進んでいない状況にあり、最終処分場に集積されるゴミによる環境問題が深刻化しています。ダナン市での研修では、横浜市国際局と資源循環局の協力を得て、地区単位での自発的なゴミ分別の取り組みについて、自治会長宅や、役所、レストランなどを訪問し、現地の方から直接聞き取り調査を行いました。またホアアン中間集積場やカンソン最終処分場を視察し、ダナン市におけるゴミ収集の問題や現地の環境、今後の計画などについて直接お話をうかがうことができました。
平成30年度 第10回蒼煌祭 テーマ「爛」
9月15日(土)・16(日)に、本校の文化祭である第10回「蒼煌祭」を開催いたしました。
今年度のテーマである「爛」は、“あふれんばかりに光り輝くさま”という意味を持っており、第10回の文化祭を絢爛豪華なものにしようという思いを込めたものとなりました。科学技術顧問をはじめとする皆さんにもご協力いただき、製品やパネルを展示していただきました。
おかげさまで1日目は4031人、2日目は5446人、合計9477人という昨年を上回る来場者となりました。
日本生物学オリンピック 2018 本選
8月16日~8月19日に「日本生物学オリンピック本選」が,東京大学駒場キャンパスにて行われました。本校からは高校2年次生の遠藤奨さんが、予選4189名のうちの上位80名に入り本選出場を果たし、敢闘賞を受賞しました。講義と実習を受けて本選の問題に挑戦するという貴重な経験を通して、来年もまた挑戦したいという気持ちが高まったようです。
本校では毎年高校2,3年次を対象として、土曜講習第Ⅰ期に「日本生物学オリンピック対策講習」を実施しています。2年次における理科の科目選択で生物を選択していない生徒も受講することができ、これまでの予選において優秀賞、優良賞を受賞した人の中には物理・化学選択の人もいます。毎日の授業にプラスして、自らの学びをより深めてほしいと思っています。
日本生物学オリンピックホームページ:http://www.jbo-info.jp/index.html
写真:土曜講習で配布した資料の一例
日本植物学会第82回大会
9月16日(日)、広島国際会議場において、日本植物学会第82回大会高校生研究ポスター発表が行われました。本校からは2年次生2名がポスター発表で参加しました。学会本大会に参加している大学院生や研究者と研究を通じて交流が深められ、多くの質問や助言をいただき、今後の研究について具体的な参考となりました。
優秀賞
「なぜタンポポの葉は形が変わっていくのか」 桑島知優
優秀賞
「根で光合成を行うキロスキスタはどのように気体を交換しているのか」 佐藤潤苑
SL・GSⅡ中間発表会
2年次生の課題研究授業(SL・GSⅡ)の中間発表会が9月1日~8日の間に行われました。2年次生全員が6分野24のコースに分かれ、4月から行ってきた個人研究の成果を大学や研究所の先生方の前で発表しました。各会場では生徒同士の質疑応答も白熱し、活発に行っている様子がうかがえました。1月に行う最終発表会に向け、それぞれの研究に役立てていくことでしょう。
この中間発表で各コースから選出された代表者20名は10月のマレーシア海外研修時にプトラ大学で発表を行います。文化祭では8名の代表生徒が研究発表を行います。
第38回全国高校生クイズ2018に出場
9月14日(金)、「ライオンスペシャル第38回全国高校生クイズ2018」がテレビ放映されました。特別枠で出場することになった2年次生の矢島響貴・根本悠太郎・森川幸芽の三人組は、学力だけではない「地頭力」を発揮して競い合い、決勝戦進出を果たしました。知識を智恵に変え、仲間を信じ、協力して問題に取り組んだ結果であろうと思います。応援してくださったみなさま、ありがとうございました。
第2回サタデーヒューマンスタディーズ
9月8日(土)第2回サタデーヒューマンスタディーズは、上智大学 総合人間科学部 教育学科 教授 酒井 朗 氏をお招きして、「グローバル化と教育-教育社会学の視点からの考察-」というテーマで、ご講演いただきました。
講演では、教育学とは何かという大きなテーマから始め、社会と教育のつながりについて、具体例を挙げて丁寧に説明をしてくださいました。そして教育社会学の視点から見るグローバル化とはどういう現象なのか、生徒はペアワークをしながら意見を出し合いました。この作業を通じて、生徒はグローバル化の概念を学びました。またグローバル化が教育にどのような影響をもたらしているかにもペアワークで意見を出し合い、知識や技術を獲得するための教育から、「力」(コンピテンシー)をつけるための教育へ変化している中、これからの社会で求められるその力とは何かを生徒は考えることができました。酒井先生はコンピテンシーとして、異質な集団で交流すること、自立的に活動すること、様々な道具を使ってやり取りをすることを挙げられ、その中核として思慮深さ(Reflectiveness)があることを示されました。生徒は講義から、グローバル化する社会で求められるコンピテンシーを理解し、そのコンピテンシーを身につけるためにどの様に努力すれ良いか考える貴重な機会となりました。
高校生新聞9月号
9月10日高校生新聞社発行、「高校生新聞」9月号に、8月のSSH全国高校生研究発表会で審査委員長賞を受賞した、3年次生の石牟禮碧衣さんの研究内容についての記事が掲載されました。
記事はこちら
第20回 関東地区高校生文芸大会 茨城大会 優秀賞(俳句)受賞
8月23日(木)、本校文芸部の部員2名が、茨城県で開催された関東地区高校生文芸大会に出場しました。
今年のテーマは俳句で、関東のさまざまな高校の生徒が分科会に分かれ、当日作った俳句を披露し、批評し合います。本校の生徒は、分科会の代表として全体会に進むことはできませんでしたが、審査員による全作品対象の選考で、春名柊夜くん(1年次)の俳句「酸素マスク取って林檎を食わせたい」が優秀賞に選ばれました。
文芸部は、サイエンスの視点から文芸を、ということで部員同士で批評しながら切磋琢磨しています。今後とも応援よろしくお願いいたします。
SGH事業 南三陸ツアー
8月3日(金)~5日(日)、スーパーグローバルハイスクール(SGH)事業として、宮城県南三陸町を中心に東日本大震災の被災地を訪れ、ボランティアや見学を行う「南三陸ツアー」を実施しました。
校内募集では、定員の3倍を超える応募がありました。18名の生徒と2名の教員で、3日(金)の夜にバスで出発しました。
約8時間バスに揺られたあと、早朝から、74名の児童が犠牲になった大川小学校(当時の校舎)を見学しました。モダンな校舎は支柱こそ形を留めていましたが、そのぶん、津波でえぐられた校舎内のようすが、強く印象に残りました。ボランティアバスドライバーの方の話から、避難の難しさについても考えさせられました。
続いて、南三陸町防災対策庁舎跡を見学したあと、その地域一帯を高台から見下ろしました。震災前の地域の写真、津波が押し寄せたときの写真、そして目の前の光景を見比べ、津波が何もかも飲み込んで全く違う場所にしてしまうことを痛感しました。
ボランティアは、4日(土)の午後と5日(日)の午前に行いました。内容は、子どもの工作教室の手伝い、漁師の方々の道具の手入れの手伝い、家の庭や家具の片付けの手伝いです。被災地では、若年層の流出や、やむを得ない転居などで、生活のあり方が変わってしまったため、より日常的な場面での手助けが必要とされているのだと、実際に訪れて初めて実感できました。
今回のツアーではファシリテーション(他者の意見や発想を引き出すこと)もテーマの1つでした。4日の夜には、ミーティングで感想を出し合い、次の日のボランティアに向けてお互いの学びを深め合いました。
今回の経験によって生徒たちは、いのちや地域社会についての考えを深め、他者との協働について学んでくれたと思います。この経験をさまざまな場面に生かしていってほしいと期待します。
YSFH サイエンスセンタープログラム「子どもアドベンチャー2018
子どもアドベンチャーは、市内在住・在学の小中学生を対象に、キャリア教育の視点から様々な社会体験の場を提供する横浜市教育委員会主催のプログラムです。
本年度は、8月16日(木)・17日(金)にわたり、趣旨に賛同する市内の各事業所で実施されました。本校も潮田地区センターと共催で「サイエンス教室」を開催しました。
16日は数学物理部の生徒が企画運営する「数や図形の謎に挑戦」、17日は航空宇宙工学部レゴロボ班による「平成最後の夏はプログラミングをしよう」を実施しました。
参加者には「高校の学び」を知るきっかけとなり、本校生徒は「説明」することによって自分の知識を一層確実なものにすることができました。
8/16 数学 8/17 情報
YSFH サイエンスセンタープログラム「チョコレートの科学」
8月2日(日)、本校調理室において、鶴見区青少年育成サイエンス交流事業として森永製菓株式会社、鶴見区地域振興課、YSFHの3者の共催によるサイエンス教室が行われました。運営は理科調査研究部の生徒によるものでした。
テーマ:「チョコレートを科学する ~おいしさのひみつ~」
森永製菓株式会社の研究員による「チョコレートの乳化と生チョコレートのおいしさ」についての説明の後、チョコレートと生クリームの比率を変えた3種類のチョコレートを作り、質感や甘さ、好みをグループごとに分析し合いました。その結果を踏まえて、自分たちにとっての「おいしい」について、発表を行いました。
WRO全国大会出場決定
SLⅡ情報通信・数理分野のチームMARTIANSの2年次生 高橋誓我さん、正木青空さん、立岡幸大さん の「海水を利用する食料栽培ロボット」がWROオープンカテゴリーでビデオ審査を通過したため9月9日(日)に石川県金沢市で行われるWRO(World Robot Olympiad)全国大会への出場が決定いたしました。すでに高校生エキスパート部門で推薦されている チーム TEAM 2年次生 相川修平さん、浅田啓太郎さんと合わせて5人が全国大会へ進むことになりました。応援よろしくお願いいたします。
みんなのジュニア進化学
8月24日、日本進化学会第20回大会において、高校生の研究発表会「第13回みんなのジュニア進化学」が東京大学駒場キャンパスにて行われました。本校からは2年次生10名がポスター発表で参加し、2年次生、桑島知優さんが優秀賞として表彰されました。
参加生徒や各校の教員、および審査員の方から、多くの質問や助言をいただき、今後の研究について具体的な参考となりました。
優秀賞 「なぜタンポポの葉は形が変わっていくのか」 桑島知優
ポスター発表の様子 表彰式の様子
電子ロボと遊ぶアイデアコンテスト
8月7、8日に第20回電子ロボと遊ぶアイデアコンテストが神奈川工科大学で行われ、以下のような成績を収めることができました。なお、高校生エキスパート部門 優勝チーム TEAM は9月9日(日)に石川県金沢市で行われるWRO(World Robot Olympiad)全国大会へ推薦されました。
エキスパート部門 第1位 チーム TEAM
2年次 相川 修平 浅田 啓太郎
審査員特別賞 チーム ぱねひょん
2年次 生方 鈴乃 貞松 龍介
審査員特別賞 チーム EV3よこせ。
1年次 横井 岳登 伊藤 雄飛 瀬川 清晃
ミドル部門 審査員特別賞 チーム 名をば、讃岐造となむ言ひける
1年次 河原 寛奈 竹田 真奈美 小島 宙
中学生エキスパート部門 第1位 チーム ゆでたまGO!
中学2年生 茨目 大洋 塚本 想也
SSH生徒研究発表会
8月7日(火)~9日(木)、「SSH生徒研究発表会」が神戸で開催されました。
スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会は、全国のスーパーサイエンスハイスクール指定校から各校の代表者1名、または、代表グループ1組が選出されて研究成果の発表を行う大会です。発表前に基調講演があり、その後「物理」「数学」「植物」「動物」「化学」「地学」の6部門に分かれて発表を行います。そのうち、各部門から1校(計6校)が選抜され、全体口頭発表へ進みます。今回の基調講演はテーマ「You can be a scientist from today!」東京理科大学特任副学長 秋山仁先生によるものでした。
208校にのぼる参加校の中、本校代表の3年次生 石牟禮碧衣さんは、地学部門で発表し、全体口頭発表の代表6人に選抜され、審査委員長賞を受賞することができました。発表を通して、研究者から観測・解析手法の専門的な助言、参加生徒や各校の教員から多くの質問や感想をいただき、さらに多視点から研究を見つめることにつながりました。研究内容のおもしろさを伝えられたことへの喜び、そして研究へのさらなる自信を得ることもでき、各分野を専門とする方や、全く異なる分野を研究している全国の生徒と触れ合うことにより、さらにサイエンスの世界の視野を広められ、さらなる高い課題を見出すことができた貴重な体験となりました。
審査委員長賞 「地球影~誰彼刻を追ふ~」 3年次 石牟禮碧衣
表彰式の様子 ポスター発表の様子
口頭発表の様子
第8回高校生バイオサミットin鶴岡 ポスター発表
7月30日~8月1日に「第8回高校生バイオサミットin鶴岡」が,山形県鶴岡市の慶應義塾大学先端生命科学研究所にて行われました。本校からは5演題,5名の生徒が成果発表部門、1演題,1名の生徒が計画発表部門の2次審査に進み,ポスター発表を行いました。会場では過去にバイオサミットに参加して受賞者となった本校卒業生もスタッフとして活躍していました。生徒たちは審査委員の研究者の方々や他校の同級生たちとも議論を交わしながら,今後の研究活動につながるヒントを得ることができました。バイオサミットの参加を通じて今後の研究活動に対する意欲がさらに高まりました。
成果発表部門
3年次 角田 望 「麹菌の菌糸の成長が抑制される要因」
3年次 岸 里名子 「アサリの組織培養~培養液貧栄養化の可能性~」
2年次 須藤 真敬 「キチン分解菌の最適環境条件の特定と高性能キチン分解菌の単離」
3年次 タダ 光邦 「オタマジャクシの餌栄養成分による形態変化」
3年次 塗木 翔天 「カブトムシの体液が黄色ブドウ球菌におよぼす影響」
計画発表部門
3年次 櫻井 宏樹 「鶴見川のマイクロプラスチックと生物濃縮」
信州総文祭2018(第54回全国高校将棋選手権大会女子団体戦)
9日、10日に行われた信州総文祭2018(全国大会)で 三将2-4 畑 恵美子さん、副将2-6 加藤 未歩さん、大将2-4 原田 知実さんが団体戦で三位になりました。
予選は三勝一敗で決勝トーナメントに進出しましたが、その一敗した相手の高校を準々決勝において2-1で破り三位となる劇的な展開でした。
来年度も活躍が期待されますので、今後も応援をお願いします。女子の新入部員を引き続き、募集中です(現在3名です)。
進路フォーラム
8月3日(金)、本校にて「進路フォーラム」が開催されました。今回は5期生が中心となってプログラムを作り、その呼びかけに1期生から卒業したばかりの7期生までの70名弱が集まりました。1年次から3年次までの多くの在校生が参加し、卒業生3名の講演の後、学問分野別に分けられたブースでより詳しい話を聞きました。在校生にとって卒業生から直接話を聞けるとても貴重な時間となりました。
本校は創立10年目という若い学校ではありますが、蒼煌会(同窓会)のメンバーが活発に活動し、本校を支えてくれています。卒業生の協力があって今回開催された「進路フォーラム」。在校生のこれからはもちろんですが、卒業生たちのさらなる活躍にも期待が膨らみます。
地域限定天体観望会「火星観測会2018」
7月31日(火)、ニュースでも話題になったように、15年ぶりに火星が地球に最接近しました。天文部では、地域の皆様へ日頃の感謝を込めて、本校所有の大型望遠鏡を使って火星を観察していただく「火星観測会2018」というイベントを実施いたしました。当日は天候に恵まれ、普段より大きい火星をじっくり観測することができました。また、木星、土星など他の惑星も観測することができました。観測以外にも、7月25日に行った3D宇宙映像の投影も実施し、宇宙についての話もさせていただきました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。今後のイベントにもご期待ください。
※惑星は、全て天文部員が撮影
YSFH サイエンスセンタープログラム「天文教室」
7月25日(水)、本校において、今年度第2回目のサイエンス教室が行われました。
テーマは
「プラネタリウムや宇宙の3次元映像から、宇宙について学ぼう!」
でした!
企画・運営は天文部員とサイエンス委員会の生徒によるもので、プログラムは、
① 自作プラネタリウムの投影 (天文部 星作班)
② 3D宇宙映像(国立天文台開発のMitakaを使用)の投影 (天文部 観測・カメラ班)
③ 本校の校内案内ツアー (サイエンス委員会)
の3本立てでした。
プラネタリウムでは、普段見ることが難しい「本物の星空」を、3D宇宙映像では「最新の天文学」を伝えることができ、参加者全員が、天文についての興味・関心が深まっていた様子でした。
その後の校内ツアーも、サイエンス委員のユニークなトークもあり、大いに盛り上がりました。来年度もご参加をお待ちしております。
第1回サタデーヒューマンスタディーズ
7月14日(土)、株式会社ユーグレナCTO鈴木健吾氏
SGH指定5年目となる今年度は、サイエンスの知識をグローバルな課題の解決につなげることを目標に、1年次生のSGHとSSHの活動を融合させた取り組みを行っています。
今回の第1回サタデーヒューマンスタディーズは、ユーグレナ(ミドリムシ)の研究を食糧問題や環境問題の解決につなげる取り組みをされている株式会社ユーグレナ取締役CTO鈴木健吾氏にご講演いただきました。
講演では、ミドリムシの生態と食品としての栄養価値、嫌気状態(酸素欠乏状態)においてミドリムシの体内で生成されるワックスエステルという油脂のバイオ燃料への活用などについて、東京大学在学中の研究内容とともに説明していただきました。また、大学院での研究中に現社長の出雲氏と訪れたバングラデシュで、栄養失調の問題を目の当たりにした経験を基に、株式会社ユーグレナを起業したこと、その後、経営が軌道に乗るまでの苦労、さらに今後のジェット燃料への活用や、自給自足可能な宇宙食への活用などの可能性についてお話ししていただきました。
今学期1年次生が取り組んできた「サイエンスの知識をグローバルな問題の解決に生かす」という取り組みを実践し、実際にビジネスとして成功させた話に、生徒たちは熱心にメモをとっていました。講演後は多くの生徒が挙手し、ミドリムシの生態や、商品化の苦労などにについて質問をするとともに、解散後も数名の生徒が質問のために校長室を訪れ、講師からの説明に聞き入っていました。