サイエンスリテラシーⅠ 報告(6月17日、6月21日実施) 

講師:本校職員

 

◇テーマ:SDGs x サイエンス 私たちにできること①

◇概要:SDGsの達成すべき17の目標に対して、科学的な視点より課題解決を試みました。要素分析、テーマの設定に

関して、ゼミ形式でお互いの意見をディスカッションし、研究テーマ設定に生かします。

 

◇内容

①    導入 

②    ゼミ 

portfolio(ポートフォリオ) に記入した事柄から自分が何に取り組みたいと思っているかを発表し、班員と議論する。

③    今週の成果と来週へ向けて 

 

  

 

 

 【YSFH サイエンスセンタープログラム「色が変わる電気ペン」】

 

 6月23日(日)、本校課題研究室において、今年度第一回目となるサイエンス教室が行われました。サイエンス教室は、地域のサイエンス拠点校として、本校が小中学生を対象に行っている科学教室です。本校サイエンス委員会の生徒たちが入念に準備し、当日の運営も生徒中心で行います。

 今回のテーマは、ムラサキキャベツを使った「色が変わる電気ペン」というものでした。当日はサイエンス委員の生徒による説明から始まり、それぞれのグループでのキャベツの準備、電気ペンづくりを行った後、キャンバスに絵を描いていくという流れで行われました。ムラサキキャベツの煮汁にお酢や重層を入れると色が変わる実演では、参加者の皆さんからの歓声も聞こえました。さらに、実際に絵をかく時間には、それぞれ手作りの電気ペンを使い、思い思いの工夫した絵を描いている様子が見られました。最後は「乾いた紙だと色は変わる?」という課題をグループで話し合い、発表もしてもらいました。

(担当教員から、当日参加してくれた皆さんへ)

 プログラムを通して、「科学っておもしろい!」と思ってもらえたら嬉しいです。また、今回の実験はおうちでも簡単にできるので、ぜひまた挑戦してみてくださいね。

 

  

 

 

  【令和元年 体育祭】

 

 令和元年の体育祭を6月7日(金)に開催いたしました。

 当日は天候不良のため急遽プログラムを一部変更して行いましたが、足元の悪い中でも多くの保護者とご来賓のみなさまに観覧していただくことができました。 

 生徒たちは体育祭本番のために日々準備を重ねてきました。準備の段階から本番まで、体育祭実行委員や応援団長を中心に声を掛け合いながら熱心に活動する生徒の姿を見ることができました。また、高校生と附属中生が一緒になって体育祭を盛り上げようとする様子がとても印象的でした。

雨にも負けず、全力で競技・応援に取り組み、サイエンス生たちが大活躍した体育祭となりました。

 

 

 

 

 

 

【希望者制 サタデーサイエンス「横浜市立大学見学会」】

 

日時:6月15日 土曜日 13時~16時

場所:横浜市立大学 金沢八景キャンパス

概要

希望者制サタデーサイエンスとして、SLⅠやSLⅡ、SLⅢでも多くのご支援とご協力をいただいている横浜市立大学の見学会(市大プレオープンキャンパスへも参加)を実施し、1年次から23名、2年次から4名、3年次から4名の生徒が参加しました。

当日は理学部の内山英穂教授よりご挨拶いただき、また横山崇教授より大学1年生から自主研究活動を行なえる理数マスタープログラムを説明していただきました。その後は、横浜市立大学へ進学した本校の卒業生より、学生生活の紹介をしてもらい、各学部・学科の入試説明会へ参加しました。

本校の卒業生が、データサイエンス学部、生命環境コース、物質科学コース、医学部、生命ナノシステム化学研究科など様々な視点から、大学の選び方、授業時間割や学部・学科の特徴、研究内容についての話をしてくれました。そこで卒業生が共通して、「大学での研究活動を望むなら高校時代の学習には力を注ぐこと」「SLと英語は特に頑張ること」が大切だと話してくれました。一般入試や推薦入試など様々な受験方法や、大学生としての生活振りなどを具体的に話してくれました。生徒の今後の進路を考えるうえでとても貴重な時間となりました。

 

  

 

 

サイエンスリテラシーⅠ 報告(6月3・4日、6月18・22日実施) 

講師:横浜市立大学 橘教授と研究室の大学院生及び大学生

 

◇テーマ:ナノテクのサイエンス

◇概要:フラーレンナノウィスカーとタンパク質結晶を題材に、結晶の生成がどのようになされるかを体感するとともに、結晶の生成に影響を与える条件について、自分たちで比較対象実験の計画を立てて実験し、その結果を検証することで条件を明らかにして、プレゼンテーションを行いました。

 

◇内容

〈1週目〉       

①    導入 

②    「結晶の生成に影響を与える条件について検証する」という目的を達成するための実験のアイデアを出し合う 

③    溶液を作成して設置し、1週間の役割分担を決める 

④    振り返り 

 

〈2週目〉

①     観察とプレゼンテーション準備 

②     4グループでプレゼンテーション 

代表者プレゼンテーション+橘先生よりフィードバック 

 

 

 

 

 サイエンスリテラシーⅠ 報告(5月13,20日実施) 

講師:本校教員

 

◇テーマ:生物のサイエンス-植物編-  ~植物の育成と比較対象実験~

◇概要:カイワレダイコンの発芽と生育に影響している要因は何かを、グループで手分けをして調査し仮説を立てました。その後実際に生育実験を行い、その仮説を検証し考察、プレゼンテーションを行いました。

◇内容

1週目   

講義                                               

 植物を育てることと比較対象実験の行い方について

ワークシートを用いた実験のデザイン     

  対象実験になっているか、根拠のある仮説を考え実験をデザインする

ワークシートを用いながら2グループで実験内容の報告 

 

2週目

プレゼンテーション準備                     

プレゼンテーション                           

代表者プレゼンテーション       

 

  

 

 

第2回 サタデーサイエンス

 

日時:6月1日 土曜日 10時~12時

講師:中川知己先生(本校特別非常勤講師)

概要

 本校の2年次生が取り組むサイエンスリテラシーⅡの植物コースでご指導いただいている中川知己先生が、1年次生のサタデーサイエンスで、「研究テーマの見つけ方と実例紹介」という内容で講演をしてくださいました。

中川先生は、植物の研究の専門家としてはもちろん、研究テーマの戦略的な設定のための指導という部分でも、非常に指導力をお持ちの先生です。「その研究が価値を持つかどうかはテーマ設定の段階でほぼ決まる」をコンセプトに、

生徒たちにご講演いただきました。特に大事だとおっしゃったのは次の点でした。

・自分が矛盾や違和感をもったら、それがテーマになるチャンスとなる。

・非常識にも常識にも理由がある。その理由を疑う。

・定説と言われていることも疑ってかかる。

・問題の核心を深く考える(要素分析)。

 

 実際に中川先生がご指導された本校卒業生の研究テーマを題材に、矛盾や違和感をもち、そこからどのようにテーマにつなげられるかを生徒たちに考えさせ、発表とディスカッションを通して、卒業生がたどった思考過程を体感させながら、テーマ設定をする体験をさせてくださいました。

 また、サイエンスリテラシーⅠと現代社会の教科間連携で行う、「 SDGs×サイエンス 」についてのテーマ設定についてもお話いただきました。社会問題という大きなテーマの中で、問題の核心を深く考え、解決の方法、成果が問題解決につながっているのかをよく考える必要があるとお話いただきました。ヨーロッパのことわざで「the road to hell is paved with good intention(地獄への道は善意で舗装されている)」という言葉があり、「~すれば問題解決できる」という発想がその研究対象者にとって、科学的に真実であることが重要です。

そのほかにもディスカッションの方法などもお話いただき、生徒達は今後、研究活動するうえでとても貴重な時間となりました。身近にあるものから、疑い、矛盾や違和感をもつことが科学者としての第一歩です。

 

 

 

 

 日本気象学会 2019年度春季大会ジュニアセッション

 

 5月18日(土)に行われた日本気象学会2019年度春季大会ジュニアセッションに、

9期生サイエンスリテラシーⅡ地球科学分野気象コースの生徒12名がポスター発表者として参加しました。

 日本の気象業界の中心で活躍する研究者から専門的な助言をたくさんいただき、自分の研究への自信と、さらなる高い課題を見出すことができました。今後の研究の進め方など、どのように取り組むべきかが明確になり、学習意欲を高めることができました。

 

    

  参加生徒 全体集合写真         ポスター発表の様子

 

 

特別講演「はやぶさ・はやぶさ2と宇宙創成の神秘」

 

 5月10日(金)、本校において、廣井孝弘先生(ブラウン大学)による講演「はやぶさ・はやぶさ2と宇宙創成の神秘」が行われました。この講演は、先生が研究のために5月に来日されている間、先生のご好意により行われたものです。

 講演は、先生の研究分野のご紹介から始まり、ブラウン大学で研究するに至るまでの経緯、業績が認められるまでに苦労された話など盛り沢山でした。生徒も講演中、絶え間なくメモをとって普段学べないことを貪欲に吸収しようとしていました。講演後も多くの質問が出て、生徒にとって、大変有意義な時間になったようでした。ブラックホールや重力波など、近年発展が目覚ましい宇宙科学分野。廣井先生のお話に大いに刺激を受け、未来への第一歩を踏み出しました。

 

       

 

 

43回全国高校総合文化祭将棋部門神奈川県予選女子団体戦

 

 平成31年4月28日(日・祝)に神奈川県予選が行われ、3年次1組 畑 恵美子さん、1年次3組 白井 遥さん、3年次4組 原田 知実さんが優勝しました。これにより、8月に佐賀県で行われる全国大会への出場権を獲得しました。畑さんと原田さんは2年連続の出場です。

 

 

第1回サタデーサイエンス

 

 4月27日(土)、今年度第1回目のサタデーサイエンスが行われました。このイベントは、1年次生を対象に、大学や企業の方が様々なテーマでサイエンスについて講演をしてくださるものです。大学での実習や、企業の施設見学をさせていただけるイベントもあります。

 第1回目は、本校スーパーアドバイザー藤嶋昭先生(東京大学特別栄誉教授、東京理科大学栄誉教授)で、テーマは「科学を楽しく~身のまわりの現象や光触媒を中心に~」というものでした。

 藤嶋先生は光触媒研究の第一人者であり、その研究が認められるまでの苦心や、様々な分野への応用例をご紹介くださいました。なかでも、光触媒が家の外壁など生徒の身近なものに応用されていることや、さらに研究を進め、伝染病など世界的な問題への対策に活用するため、現在も精力的に研究を続けていらっしゃるというお話が、生徒の心に強く響いたようです。

 最後の質疑応答では、質問したい生徒たちで行列ができました。先生は、生徒たちの質問一つひとつに対して丁寧に答えてくださいました。先人から学ぶこと、そして、研究で世の中に貢献することの大切さを教えていただいた11期生。藤嶋先生の志に大いに刺激を受け、未来への第一歩を踏み出しました。

 

  

 

 

11期1年次 小島顧問の特別講演会

 

 4月16日(火)高校1年次校内研修では、特別科学技術顧問の小島謙一先生からご講演をいただきました。

 「YSFHの井戸を掘った人たち」として、学校設立時の経緯や、設立に尽力された方々のお話を伺い、改めて本校で学べることに感謝の気持ちを抱くことができました。

 小島先生ご自身の研究に関するお話や、日本の科学技術の現状についてなどを伺い、具体的に理系を進路にした場合のイメージをもつこともできる機会となりました。

 また、研究するときの心構えとして小島先生が意識されている4つのことを教えていただきました。

 【「運」「鈍」「根」】

 【ダイソン先生の研究の3法則】

 【常に疑問をもって観察する】

 【諦めないで最後までやり抜く】

 そして、最後に1年次生の3年後に期待していただいていること、日本だけでなく世界で活躍できるように健闘を祈ってくださっていることをお話しいただきました。

 生徒たちはこの先、いただいた言葉を大切にして、今後のYSFH生活を充実したものにしてくれると願っています。

 

 

 

第一回浅島サロン

 

 4月25日(木)の放課後、今年度第1回目の浅島サロンが行われました。このイベントは、本校常任スーパーアドバイザーの浅島誠先生から、サイエンスや学校生活についてお話しいただける機会で、浅島先生と生徒が、リラックスした雰囲気の中で議論ができる「サロン」形式で行われていることが大きな特徴です。対象は1年次生で、1組から順番に、各回20名ずつ、合計12回実施されます。

 浅島先生からは、高校生活で目標を立てること、努力なくして夢は見つからないことから、今努力すること、お互いに切磋琢磨できる友人を作ることが大事であることなどを、ご自身の経験を交えながらお話しいただけました。お話のあとは、生徒から多くの質問が出て、活発な議論が行われました。次回は5/7(火)に行われる予定です。

 

  

 

 

 サイエンスリテラシーⅠ 報告(4月22日実施) 

講師:横浜市立大学 内山教授

 

◇テーマ:生物のサイエンスー動物編― ~顕微鏡の使い方と実験ノートの書き方~

◇概要:オタマジャクシの観察を、顕微鏡を用いて行いました。神経や筋肉について観察を行い、スケッチをしながら、ラボラトリーノートの書き方について学びました。

 

◇内容

諸説明・導入  

観察・スケッチにあたっての講義 

オタマジャクシ観察実習 

 a.神経を染めたもの Xen1(茶色)・b.筋肉を染めたもの 

12/101(赤)のどちらかと野生型胚(比較用)について観察し、スケッチする。

班全体で、意見を共有しながら観察課題と考察課題に取り組む。

ディスカッション 

 考察課題に関する回答をディスカッションする。

内山先生より解説 

観察課題の答えを、実際に投影しながら解説する。

 

  

 

 

10期2年次 進路ガイダンス(分野別学習会)

 

 4月17日(水)、10期2年次生を対象に「進路ガイダンス(分野別学習会)」を実施いたしました。この行事は、大学で学ぶことを軸にしながら、自分の将来を考える手がかりにすることを目的として、毎年行われているものです。

 当日は、まずホールにて「卒業後の進路を見据えた大学選び」という題で、東京都市大学キャリア支援センターの住田曉弘先生によるご講演がありました。生涯年収などの現実的な面から、子育てや消防団活動などの「生き方」まで、すべて含めてキャリアである、というお話が印象的でした。

 その後、大学の先生方をお招きして、分野別の学習会を実施しました。生徒は22分野の中から2分野を選択し、それぞれの教室で60分の講義を2講座受講しました。分野別での講義は、工学系だけでも機械工学・電気電子工学・建築土木工学・情報工学と複数の分野があり、法学・経済経営学・文学・国際語学など文系といわれている分野も多く、生徒にとっては今までに触れたことのない分野の話を聞く貴重な時間となりました。

 住田先生のご講演や、分野別のお話を受けて、生徒たちは大学やその先の将来についてのイメージがより具体化でき、「今から動きだそう」と意欲を高めたようでした。

 

 

 

 

サイエンスリテラシーⅠ 報告(4月15日実施) 

講師:横浜市立大学 篠崎一英教授 

 

◇テーマ:光のサイエンス~身近な光の性質と技術~

◇概要:身近にあふれる光についての様々な現象について、専門的な講義と実習、ディスカッションを通して理解を深めるとともに、最先端の技術について学ぶ偏光板を用いた実験を行いました。

 

◇内容

諸説明・導入    

ショ糖水を用いた光の演示実験の結果検証(なぜそのような結果となったのか)

 Ⅰ  演示実験の様子を記録

 Ⅱ 結果の要因となる要素の分析

 Ⅲ 実験道具の特徴理解

 Ⅳ 仮説・検証

 Ⅴ 考察      

解説・講演「身近な光の性質と技術について」 

身近な光の製品で、自分達が改良できる製品がないかのディスカッション 

 

  

 

 

平成31年度 高等学校第11回入学式・附属中学校第3回入学式

 

「平成31年度 高等学校第11回入学式、附属中学校第3回入学式」が4月8日(月)に挙行されました。新入生を迎え、附属中学校では、3学年全てが揃うことになりました。永瀬哲校長からは学校生活において仲間を大切にすること、考える力を育むこと、そして大きく花を咲かせて輝いてほしいとの話がありました。そして在校生歓迎のことば、新入生誓いのことば、来賓お祝いのことばと続き、最後に在校生代表が校歌を披露して閉式となりました。新入生は緊張しながらも大きな期待を胸に抱き、式に参加している様子が伺われました。

 今年度入学した高等学校11期生と附属中学校3期生が本校で多くの学びを生かし、一人ひとりの夢が実現できるよう、教職員一丸となって生徒と共に努めてまいります。今後ともご支援、ご協力をお願いいたします。

       

                 *学校長のことば            *新入生入場

        

    *附属中学校新入生誓いのことば      *高等学校新入生誓いのことば