YSFH Diary
本校教職員による日記形式のブログで、本校の日々の活動の様子を写真付きで紹介していきます。
更新状況は新着情報欄に表示されますので是非ご覧ください。
【蒼煌祭 文化の部・体育の部】
【令和2年度 蒼煌祭 文化の部・体育の部】
9月15日(火)~9月18日(金)に蒼煌祭、体育祭の規模を縮小して開催いたしました。
このコロナ禍の中、蒼煌祭を開催するか否か。生徒たちは大いに悩み、試行錯誤をしてきました。しかし文化祭実行委員、体育祭実行委員が中心となり、短い期間で準備を進め蒼煌祭を開催することができました。
また今年は、PTAイベント委員の皆様にオリジナルグッズを作っていただき、販売でなく全校生徒に配付させていただきました。ありがとうございました。
このような状況下でも生徒たちはお互いに協力しあい、高校生と附属中学生が一緒になって蒼煌祭、体育祭を盛り上げようとする様子が印象的でした。
今年の一文字スローガンは「咲」。掲げたとおり、本校では笑顔の花が咲いていたように感じました。
【サイエンスリテラシーⅡ(SLⅡ)中間発表】
8月29日(土)、2年次生全員が取り組んでいるSLⅡ(課題研究)についての中間発表会を実施しました。SLⅡでは6つの分野(生命科学、ナノテク材料科学・化学、物性科学、情報通信・数理、天文・地球科学、グローバルスタディーズ)、さらに専門ごとに24のコースに分かれて1年間個人研究を行います。学校での活動が制限される中、自分のテーマを一から考え研究に取り組んできました。発表では横浜市立大学をはじめ、普段よりSLⅡを指導してくださっている大学の先生や研究者の方をお招きし(一部はリモートで実施)、今後のアドバイスをいただきました。生徒同士でも「相互評価シート」を用いて同じグループ内の生徒の評価を記入し、発表会終了後に互いの感想やコメントを共有しました。
【アジア高校生架け橋プロジェクトオンライン交流会】
8月27日(木)に昨年度アジア高校生架け橋プロジェクトで来日したフィリピン人学生Nick君とのオンライン交流会を実施しました。交流会を企画した国際交流委員のほか、昨年度Nick君が所属していたホームルームの生徒たちや担任も駆けつけ、オンライン上ではありますがおよそ半年ぶりの再会を果たし、日本や本校での思い出や帰国後の生活について話を聞きました。当日の内容は昼休みのラジオ放送にて全校生徒に紹介する予定です。
【夏期講習】
8月3日(月)~8月7日(金)の5日間で夏期講習が行われました。今年度は例年よりも短い期間での実施となりましたが、多くの高校生が参加しました。講座は普段の授業では実施できないような専門的なものや、1学期の復習を目的とした基礎的な内容のものが多く、生徒たちは自主的にそれぞれの目標やレベルに合わせて受講しました。梅雨明けのとても暑い中、一生懸命講習に参加した生徒たちの進路実現につながってほしいと思います。
【高等学校第12回入学式・附属中学校第4回入学式】
「令和2年度 高等学校第12回入学式、附属中学校第4回入学式」が4月7日(火)に挙行されました。今年度から高等学校には付属中学校から入学した生徒と、高等学校から入学した生徒が揃います。
永瀬哲校長からは一丸となって目的に向かい進むのがチームであり、この学校ではチームの一員となって学校生活を送ってほしいとのお話がありました。
そして在校生歓迎のことば、新入生誓いのことば、来賓お祝いのことばと続き、最後に校歌を披露して閉式となりました。新入生は緊張しながらも大きな期待を胸に抱き、式に参加している様子が伺われました。
今年度入学した高等学校12期生と附属中学校4期生が本校での多くの学びを生かし、一人ひとりの夢が実現できるよう、教職員一丸となって努めてまいります。
今後ともご支援、ご協力をお願いいたします。
【第9回卒業証書授与式】
3月2日(月)、第9回卒業証書授与式が挙行されました。今年度はコロナウイルス対策による休校措置の最中につき、卒業生と教職員のみによる式となりました。
永瀬校長に続き、浅島常任スーパーアドバイザーと神田PTA会長より卒業生へ向けたことばをいただきました。卒業生の今後の活躍を期待する、とても温かいメッセージを9期生は真剣な表情で聞き入っていました。
教職員に見守られながら、卒業生は担任による呼名に一人ひとり大きな返事で応え、堂々とした姿で卒業証書を受け取りました。卒業生代表の言葉と卒業生による合唱はすばらしく、この3年間お世話になった保護者・地域・関係の方々、そして教職員に対する感謝の気持ちが伝わってきました。
9期生のみなさん、横浜サイエンスフロンティア高校での学びを活かした今後の活躍を大いに期待しています。ご卒業おめでとうございます。
【YSFH サイエンスセンタープログラム「地質教室」】
2月23日(日)、本校において地質分野に興味を持っていただくための講座「地質教室」が行われました。運営は、天文部の化石・鉱物・岩石班を中心に行われました。内容は、主に以下の3つでした。
1. 化石割り体験&様々な化石の展示解説
2. 地質学に関するレクチャー
3. ジオかるた大会
1では、参加者は部員の指導の下、ハンマーを使って熱心に化石割りを行っていました。また、展示では多くの質問が寄せられ、部員による丁寧な回答・説明がありました。2では、地質学や様々な場所における地形のでき方について、部員による熱い講義があり、参加者は熱心に耳を傾けていました。3では、地質に関するカルタ大会で、大いに盛り上がりました。その中には2のレクチャーで出てきた内容もあり、レクチャーをしっかり聞いていた参加者は札をとるのが早かったです。
今回は、普段接することの少ない、理科の地質分野に関する内容でした。このイベントを通して「地質って面白い!」と感じていただけたら嬉しいです。
【FLL 2019-2020日本大会】
令和2年2月16日に東京工業大学でFirst Lego League 2019-2020日本大会が行われ、ロボット探究部の1年次 末永玲さん、鈴木海音さん、中里悦矢さん、横山遥貴さん、久田虎汰さん、中谷海斗さん、村上舜さん、浦川太良さん、古井快大さん、水谷航太さん、兼武巧さんの『Light Side Robotics』が4つのカテゴリー中、ロボットデザインのプレゼンテーションで第1位となり「ロボットデザイン賞」を獲得しました。残念ながら総合得点は足りず世界大会出場とはなりませんでした。附属中生のチーム『Light Side Robotics Jr』も健闘しました。応援ありがとうございました。
【2月8日実施 サタデーサイエンス「NEDO特別講演」】
2月8日(土)、今年度第6回目のサタデーサイエンスが行われました。
今回の内容は開校以来初めてのもので、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の方を講師にお迎えして行われました。
はじめに石塚博昭理事長より「NEDOのプロジェクトは地球環境問題の解決にどのように活用されていくのか」というテーマでお話しいただきました。NEDOの紹介やプロジェクトの成果などを、分かりやすく、かつ楽しく話していただき、生徒は熱心にメモを取っていました。次に、NEDOに勤務されている本校卒業生から、ご自身がNEDOに入構されるまでの経緯や現在の仕事内容について、そして現役生へのメッセージをいただきました。質疑応答では、たくさんの質問があり、参加した1年次生にとっては、新たな分野に触れる貴重な機会になったように思います。
NEDOの方々、貴重なご講演をありがとうございました。
【YSFH サイエンスセンタープログラム「天文教室」】
1月18日(土)、本校において旭区役所との連携事業「天文教室」が行われました。これは科学の楽しさを通じて子どもたちの夢や未来への希望を育む「子ども未来発見事業」の一環です。運営は、天文部、理科調査研究部、サイエンス委員会が行いました。内容は以下の3つです。
1. 移動式プラタリウムの鑑賞(宙の学校かわいじゅんこ様)
2. 本校所有の口径30cm天体望遠鏡による天体観測、肉眼での星座観察(天文部)
3. 顕微鏡によるミクロな世界の観察(理科調査研究部)
※1~3の誘導はサイエンス委員
1では、普段横浜では見られない「本物の星空」を観賞することができ、星座の探し方も教えていただきました。2では、あいにくの雨で星を見ることはできませんでしたが、天文部員による望遠鏡の説明がありました。また、部員が実際に望遠鏡を動かしたり、これで撮った天体写真の紹介などがありました。3では理科調査研究部員による顕微鏡の説明後、実際に顕微鏡で身近な池や川にいる微生物(ミジンコ、ミカヅキモなど)、野菜や動物の皮膚などを観察しました。
今回は、ミクロな小宇宙からマクロな宇宙まで、いろいろな世界を体験できる内容でした。このイベントを通して「サイエンスって面白い!」と感じていただけたら嬉しいです。
【SSH 米国トーマスジェファーソン高校サイエンス研修】
令和2年1月7日から12日の4泊6日の日程で、SSH米国トーマスジェファーソン高校サイエンス研修を実施し、校内選考によって選ばれた2年次の3名が参加しました。本研修の目的は主に次の3つです。
1.海外の理数系教育重点校であるトーマスジェファーソン高校の生徒との学術的交流を通し、将来各国の人々と協力し、世界的な視野で問題解決を行う人材の育成を図る。
2.NASAゴダード宇宙センター、ジャネリアリサーチキャンパスなど、ワシントンD.C.周辺の施設を視察するとともに、現地の日本人研究者の方々との交流を通して、将来のキャリアについて考える。
3.現地での英語発表と事前学習・事後学習を通じて、サイエンスを基盤とした世界に通用するコミュニケーション能力の育成を図る。
到着当日は、スミソニアン博物館別館で、およそ200の航空機と135の宇宙船が展示されているUdvar Hazy Centerを訪問し、スペースシャトルや第2次世界大戦で使用された日本の戦闘機、そして原爆投下に使用されたB-29爆撃機「エノラゲイ」等の実機を見学しました。
翌日は、トーマスジェファーソン高校(Thomas Jefferson High School for Science and Technology)を訪問予定でしたが、あいにく積雪により休校となったため、代わりに同校日本語科の大谷先生にホテルに来ていただき、SLⅡ個人研究のポスター発表及び質疑応答を英語で行いました。午後には国立自然史博物館を訪れ、全員で恐竜の骨格や歴史的な価値を持つ鉱石などを見学し、その後、それぞれが事前学習で持った興味関心に応じて見学をしました。
3日目午前中はスミソニアン アメリカ歴史博物館で、Bernard Finn博士からエジソンのフィラメント研究について館内を回りながら直接説明を聞くことができました。午後は、国立衛生研究所(NIH: National Institutes of Health)を訪問し、NIHに勤務されている4名の日本人研究員の方々から、それぞれの研究についての説明や、今後海外での研究を目指す場合の助言などもしていただきました。
4日目はNASAゴダード宇宙センターを訪問。本校の小宮草太さんと共同研究をしてくださった小田知宏氏をはじめ5名の研究者の方々より、太陽の黒点の活動、太陽系外の惑星など、宇宙に関連するテーマから、地球上の二酸化炭素濃度や宇宙プロジェクトの開発手順など多岐に渡る内容のお話をお伺いしました。午後はハワード・ヒューズ医学研究所(HHMI)ジャネリアリサーチキャンパスへ移動し、研究室を見学させていただいたり、同施設の研究の中心となっているNeuroscience(神経科学)の分野について、実際の研究の様子や内容について説明していただいたりしました。また高校卒業後からこれまでの経歴、研究者になるきっかけや、今後の展望、今後の研究者を目指すために高校生のうちにやっておくべきことなどについて話を聞き、将来のキャリアに役立つアドバイスを受けることもできました。
<写真資料>
Udvar Hazy Center 英語ポスター発表 英語ポスター発表
国立自然史博物館 国立自然史博物館 国立アメリカ歴史博物館
フィン博士による説明 NIH:国立衛生研究所 NIH:国立衛生研究所
NASAゴダード宇宙センター NASAゴダード宇宙センター NASAゴダード宇宙センター
ジャネリア研究所 ジャネリア研究所 ジャネリア研究所