修了式・退任式

325日(金)修了式が行われました。後期に発表することができなかった数々の表彰が発表され、校長からそれぞれの賞状や副賞を受け取った生徒たちは、誇らしげにそれぞれの賞を掲げています。

そのあと、今年度で退任する教員5名の退任式が行われました。退任にあたってサイエンスでの思い出を語ったり、生徒たちへ「それぞれの今やるべきことを間違わないよう、身近にあるチャンスを逃さず、努力を惜しまずにそれぞれの夢に向かって励んでください」との言葉を残したりしてくれました。生徒たちは感謝の花束をそれぞれの先生に渡していました。

また、そのあとの修了式では校長から、前常任スーパーアドバイザー和田昭允先生の「本物のサイエンスをやれる学校にしたい」との熱い思いが伝えられました。生徒たちは校長の話を真剣に傾聴していました。その熱い思いを胸に横浜サイエンスフロンティア高等学校でたくましく成長してほしいと思います。

 

3Dプリンターコンテスト最優秀賞が決定

3月25日(金)に、3Dプリンターコンテストの最優秀賞の発表と表彰を行いました。このコンテストは、創立100周年を迎えた株式会社京三製作所様より2017年に3Dプリンターを寄贈していただいたことからスタートしたものです。4回目を迎えた今年度は、「本校校章の3D化」をテーマに作品の募集を行いました。生徒たちは本校の校章のデザインが持つ意味をリサーチするとともに、そこに自分なりの解釈も加え、普段見ている2次元の校章が側面や裏面から見たらどうなっているかを3DCADソフトで具現化していきました。

本校教員による一次審査の後、最終審査は京三製作所の本社で行われました。本校科学技術顧問である島添敏之上席フェロー、本校の校章をデザインしていただいた岩崎修一信号事業部・技術企画部次長をはじめ計4名の方々による厳正な審査の結果、最優秀作品が決定しました。

Possibility」というタイトルがついた最優秀作品(下写真)には、物理や化学、生物をモチーフにした要素を加えることで、あらゆる分野を学べる本校の校風と、本校で学ぶ生徒の可能性が表現されています。表彰式当日は、最終審査を担当していただいた京三製作所の4名の方に来校していただき、島添上席フェローより、トロフィーと賞状、副賞の図書券を直接授与していただきました。

 

附属中学校 卒業証書授与式

3月24日(木)附属中学校の卒業証書授与式が行われ、やわらかな春光が差し込む中、附属中学校第3期生80名が卒業しました。

日本で初めて緊急事態宣言が発令されたのは2020年の18日でしたが、3期生はそのとき中学1年生でした。だんだんと様々なことが制限されていく中でも、生徒たちはできることを工夫し、様々な取組を続けてきました。その継続的な取組が、より一層卒業生を大きく成長させてきたのだと感じました。

 

校長の式辞の中では「中学校義務教育が修了することにより、自分の意志で物事を選択するときがくる。高校生になったら、責任をとれる選択をしてほしい。」との話がありました。4月より、横浜サイエンスフロンティア高等学校第14期生として入学する卒業生たちには、その言葉を胸に学校生活で自分自身を磨いていってほしいです。

 

実験生物慰霊式

3月23日(水)に、本校の中庭に設置されている慰霊碑の前で実験生物慰霊式を行いました。本校の課題研究授業「サイエンスリテラシー」や理数系の部活動などでは、植物や微生物などをテーマとした研究や実験も行われます。実験生物慰霊式は、本校が関わるすべての生命に目を向け、生徒の研究者としての意識、倫理観の醸成を図ることを目的としています。昨年度に続き、今年度も、感染症対策として、参列する人数を制限して行いました。

 当日の式は、サイエンス委員の司会で進められ、生徒会副事務局長の開会あいさつの後、小島謙一特別科学技術顧問より、慰霊碑が設置された経緯や、研究者として動植物や微生物など全ての生命に感謝と哀悼の意を表すことの大切さについてお話がありました。式の最後には理科調査研究部の生徒による献花と、参列した生徒・教職員による黙とうが行われました。

 

課題研究発表会「ysfFIRST

3月23日(水)、本校主催の課題研究発表会「ysfFIRST」を開催しました。本校からは2年次生のSLⅡ(課題研究)の最終発表で優秀者に選ばれた20名が発表しました。発表はオンライン会場で行われ、県内外の高校からも参加があり、研究発表や質疑応答が活発に行われました。特別科学技術顧問の小島先生や横浜市立大学の先生方から多くの質問や助言をいただき、今後の研究について参考となりました。オンラインでのメリットを生かし、対面では交流が難しい遠方の学校の生徒たちとディスカッションができたことで、有意義な研究発表会となりました。