「 YSFH Diary 」本校教職員による日記形式のブログで、本校の日々の活動の様子を写真付きで紹介していきます。

更新状況は新着情報欄に表示されますので是非ご覧ください。(※更新順ではなく、日付順に並んでいます。)

 

【横浜市立学校総合文化祭「文化交流会」へ出演】

  平成29年12月16日(土)に戸塚公会堂で開催された平成29年度横浜市立学校総合文化祭「文化交流会」に、本校音楽部が出演しました。中学1年生~高校3年次生の部員が力を合わせてヨハンシュトラウス2世作曲の「美しき青きドナウ」を演奏し、暖かい拍手をいただきました。

 文化交流会では、テーマ「世界に飛び出せ 横浜culture!」のもと、小学生の合唱、中学生の英語スピーチや書道パフォーマンス、研究発表や特別支援学校の学校紹介など、様々な年齢の児童・生徒たちによる幅広い発表が行われ、本校生徒も良い刺激を受けることができました。

 

 

【9期生 第6回 サタデーサイエンス 2017】

  12月16日(土)、ジャズピアニストで数学者でもある中島さち子様を講師としてお招きして、サタデーサイエンス第6回を本校ホールで行いました。第一部は、本校1年次生の竹橋さん、2年次生の小田島さん、堀さんが、自分が取り組んでいる数学の研究発表を行い、それに対して中島さち子様がフィードバックをくださったり、関連する数学の様々なお話をご紹介いただいたりしました。ちなみに竹橋さんは、今年の夏休みに1年次生全員が応募した数学の自由研究のコンテスト「MATHコンテスト」において、奨励賞を受賞しました。

 第二部では、中島さち子様が、数学と音楽、そして教育に関するお話をしてくださいました。これからの未来で生きるために必要となる力、数学の最近の研究、数学的な見方や考え方とはどのようなものか、ご紹介いただきました。また後半には、書いてあるイラストから対称性を見つける問題が出題され、生徒たちは自分たちの思考力を駆使して答えたり、ラを中心として対称移動させたある曲を聴き、その曲名を答えるクイズに挑戦したり、数学と音楽を組み合わせた魅力的な内容が盛りだくさんな講演となりました。そして演奏の最後には、生徒たちから5音だけ指定してもらい、その音だけで即興で曲を奏でる5音即興も披露してくださり、驚きと興奮に会場がつつまれました。

 講演の最後には、アメリカのギタリストで、音楽とプログラムと教育をつなげる活動をされているDevin Ulibarri様が、中島様のご紹介で登場されました。「Music Blocks」というソフトを見せていただき、プログラミングで楽曲を作ることができるデモンストレーションをしてくださいました。

 講演後には、生徒たちの中島様に質問する姿や、「Musi c Blocks」に興味を持ってアプリケーションをいただいて喜んでいる姿が見られました。最後の1人になるまで熱心に生徒の質問にお答えくださった中島さち子様、Devin Ulibarri様には、今回の非常に貴重な機会をいただいたことに、心から感謝申し上げます。

  

 

 

【オープンスクール】

 12月16日(土)、オープンスクールを実施しました。今年度より附属中学校が開校したことから、高校・附属中合同のオープンスクールといたしました。そのため、小学生とそのご家族も多く来校されました。
 5月のオープンスクールでは、平常授業の公開が主でしたが、今回は、本校のことをより知っていただくため、さまざまな活動をご覧いただきました。

 中学生向けのサイエンス体験や、サイエンス系の部活動の公開、海外研修プログラムの報告などは、本校の特色が表れた部分で、たくさんの方々に興味を持っていただきました。また、本校独自の探究活動であるSLⅡ・GSⅡの活動も公開し、情報分野のレゴロボ展示では、小学生はもちろん、中学生、さらには保護者の方々も、目を輝かせて見入っていらっしゃいました。

 サイエンス委員による校内ツアー、図書室公開、サイエンス系以外の文化部である文芸部や、運動部の活動公開も、それぞれ盛況でした。特に図書室には900人を超す方々が来室されました。

 さらに、附属中の企画として、小学生向けの体験授業も行われました。普段の教室と違う雰囲気の中でしたが、附属中の生徒も補助として熱心に取り組み、附属中のようすがよく伝わる体験授業となりました。

 高校見学・附属中見学を合わせた来場者の合計は、1522人で、昨年度来場者の3倍近くとなりました。附属中と合同になったとはいえ、本当にたくさんの方が本校に興味を持ってくださっていることを改めて感じる日となりました。

 

 

【高校生科学技術チャレンジ2017(JSEC2017)】

  12月9日(土)10日(日)に、高校生科学技術チャレンジ2017(JSEC2017) が日本科学未来館で行われました。

 本校からは3年次生2名が本選に選ばれ、ポスター発表を行い、一般公開プレゼンテーションで多くの票を集めた3年次生の岡部さんがファイナリスト大賞を受賞しました。
 また、専門審査により、同じく3年次生の勝濱君は審査員特別賞を、岡部さんは特別協賛奨励賞を受賞しました。

3-2 勝濱直椰 審査員特別賞
 「衛星リモートセンシングを用いたコーヒーさび病のモニタリング手法の開発」

 

3-5 岡部菜々子 特別協賛奨励賞(花王特別奨励賞)

          ファイナリスト大賞

「巨大単細胞生物オオバロニアの生存するための工夫」

 

【Sunburst Youth Camp 2017】

  12月3日(日)~12月9日(土)まで、シンガポール政府からの招待を受け、本校生徒8名が日本代表として「Sunburst Youth Camp 2017」に参加しました。アジア14か国の生徒と寝食を共にし、チームワークやリーダーシップを養う活動に取り組むことができました。
 取組の一つとして、日本紹介のブースを開設し、5分間のプレゼンテーションを行いました。生徒たちは日本代表として、参加者の皆さんに日本の魅力を伝え、プレゼンテーションの終わりには大きな拍手をいただきました。また、ステージのパフォーマンスではエイサー、ピカチュウダンス、ソーラン節も披露し、好評を博しました。
 今回の経験で代表生徒たちはグローバルに活躍するためには、積極的に意見を発信する力と相手の意見に耳を傾ける力が必要だということを強く感じました。14か国の生徒と友情を育み、充実した研修となりました。

 

 

 

  

【SGHオーストラリアイマージョン実習】

  11月22日(水)~11月27日(月)に、代表生徒3名と1名の教員をオーストラリアに派遣し、クイーンズランド大学等の協力により、環境保護に関する課題や世界規模の課題に関する実習をブリスベンに滞在して行いました。コアラ専門病院や海洋調査センター、動物愛護施設を訪問して、様々な課題について考えたり、議論したりしました。

 また、ホームステイを行い24時間英語のみで生活することで、オーストラリアの生活様式を学んだり、英語のコミュニケーション力を高めたりする取組を行いました。

  

 

 

【サイバー防犯ボランティア活動】

  11月18日(土)、神奈川県警察のサイバー防犯ボランティア活動の一環の取り組みとして、情報工学部生徒によるサイバー教室が新鶴見小学校で行われました。内容は、「タウンページ鶴見区版」11月13日号に掲載されました。詳細はこちら

 

【校長、インタビューに応える】

  11月に株式会社フロムページより発行された、『教育人会議 2017年秋号』にて、

校長 栗原峰夫が当校の教育方針について熱く語りました。是非、下のURLよりご一

読ください。なお、記事は28ページと51ページに掲載されております。

 

http://frompage.pluginfree.com/weblish/frompage/3116618225/transit2.html?Open=28

 

【第3回サタデーヒューマンスタディーズ】

  11月11日(土)、本校が本年度実施する「SGHオーストラリアイマージョン実習」(11月22日(水)~27日(月):代表生徒3名派遣)に関連した取組として、1年次生を対象に、オーストラリア・クイーンズランド大学より水野哲男氏をお招きし、ご講演いただきました。演題は、「オーストラリアのユニークな野生動物・海洋ごみとモートン湾に生息するウミガメ」で、オーストラリアの生物の生態や、環境保護について解説していただきました。また、オーストラリアだけでなく広く海外に目を向けて学習することの大切さを熱く語っていただきました。

  

 

 

【「世界津波の日」2017高校生島サミットin沖縄】

 昨年の高知県黒潮町で行われた「世界津波の日」高校生サミットin黒潮町に引き続き、今年度は11月8日(水)、沖縄県宜野湾市に、パラオ、モルディブ、ソロモン、トンガ、ツバル等、津波の被害を受ける可能性のある島嶼国を中心に世界から26ヵ国の高校生が招待され、自然災害リスクの理解、備え、復興の3つのテーマで討論が行われました。

 分科会において本校生徒は、「サイエンスリテラシーⅡ」の研究課題である「津波の発生メカニズム」と「余震の特徴と危険性」について、イラストやグラフ等を用いて解説を行いました。また、他国の生徒に津波の恐ろしさを理解してもらうために、福島県の津波による年齢別被害者数のチャートを用いて、いかに幼児や高齢者への安全対策を準備しておくことが重要であるかを、わかりやすく説明しました。

   

 

 

【第17回数学研究交流会

  11月4日(土)午後に、海城高校・中学校、横浜市立南高等学校、横浜サイエンスフロンティア高等学校・附属中学校との合同で数学研究交流会を行いました。今回の発表は以下の通りでした。

①    YSFH1年次4人、附属中学校1年3人より小発表

②    海城中学校3年清水琢也君「種々の不等式の紹介」

③    YSFH2年次川邊和樹君「正M角形の中にある最大の面積の正N角形」

④    YSFH2年次石牟礼碧衣さん「地球影~誰彼刻を追ふ~」

⑤    海城中学校3年古口佳央君「n次関数の極大点、極小点の軌跡」  

⑥    海城中学校3年島倫太郎君「三角形と二次曲線とのある関係」

⑦    海城高等学校1年内藤祥君「指数関数の無限合成べきの収束について」

3月に行われるマスフォーラムに向けて、お互い更に研究を重ねて臨みたいと思います。

   

                   

 

 

【第20回数理科学コンクール 課題の部】

  平成29年7月に行われた千葉大学先進科学センター主催第20回数理科学コンクールの表彰式と講評会が11月3日(金・祝)に千葉大学で行われました。このコンクールは出題される複数の中から選択した課題を6時間かけて、昼食や飲み物を自由にとりながら取り組むものです。
 本校からは数学物理部の高校生・中学生合わせて17名が参加し、このうち高校2年次生小田島洋斗君、石牟礼碧衣(礼はネに豊)さん、一色要君の3人のチームが金欅賞を受賞しました。授賞式に続いて、出題者である千葉大学の井宮先生、東京慈恵医科大学の植田先生の課題解説と講評をいただきました。中学生、高校生でも出来るような未解決の実験や評価の仕方や、出た結果をグラフに起こすセンスの良さについて教授いただきました。
 来年もこの経験を生かして、後輩たちが活躍するのを願っています。

  

 

 

【第26回全国高文連将棋新人大会・第28回関東地区高文連将棋大会 県予選会】

  10月29日(日)と11月3日(金・祝)に開催された大会で、棋道部の生徒3名が上位入賞することができ、静岡県浜松市で開催される全国大会、神奈川県で開催される関東大会に、それぞれ出場権を勝ち取り出場することになりました。ご声援よろしくお願いします。

 棋道部 1年次 原田 知実さん 2位 全国大会・関東大会出場

     3年次 小谷美奈恵さん 5位 関東大会出場

     1年次 畑 恵美子さん 6位 関東大会出場

  

【秋の学校説明会】

 10月28日(土)、本校ホールにて学校説明会を開催しました。朝の部、昼の部、午後の部で3回の説明会を開き、合わせて714名(内、中学3年生は約280名)の方にご参加いただきました。
 常任スーパーアドバイザーの和田先生の挨拶から始まり、校長のプレゼンは本校創立からの揺るがぬ思いを込めたものでした。学校概要、入学選抜についての説明も、今お話しできる「最大級」の内容であったと思います。ボランティアで参加した生徒も含め、スタッフ一同、ホスピタリティーの心を持ち、精一杯本校の特徴をお伝えしました。ご理解の上、是非本校入学を希望していただきたいと思います。 

 

Science Immersion Program 2017】

  10月24日(火)~26日(木)に、 1年次生を対象とした「Science Immersion Program 2017」が本校で行われました。最初の2日間、生徒はAll Englishで行われる理科に関する講義を受け、実験、実習、そして討論等を行いました。今回の講義の題材は、天文学、コンピュータサイエンス、振り子、DNA、pH、科学倫理の6つでした。講師の先生方は、様々な国から来日され、日本で研究されている大学院生の方々でした。そのため、生徒は多様な英語に触れることができ、国際共用語としての英語を実感できる良い機会になりました。3日目、生徒はグループごとに、1つのトピックについてクラスルームでプレゼンテーションを行いました。更に、各クラスの代表生徒は、学年全体の前でプレゼンテーション発表を行いました。
 なかなか自分の言いたいことが表現できずに、頭を抱える生徒も少なからず見られましたが、他の生徒と協力して前向きに乗り越えていました。また、今回もサンモール・インターナショナルの生徒も参加してくださり、生徒は良い刺激をもらいながら交流することができました。

    

    【pH測定実験】          DNA抽出実験】        【プログラミング実習】

 

  【真剣に講義を聴く生徒】        【講師の先生】

 

【2年次 マレーシア海外研修旅行】

  2年次生は、10月23日(月)~27日(金)、マレーシア海外研修旅行に行ってきました。
  今回は、「超大型」の台風21号の影響で、大変な幕開けとなりました。出発前日に半数以上の生徒が学校に泊まり、当日は飛行機の大幅な遅れ(遅い方の便は6時間以上)もあり、ホテルに着いたのは日付が変わってからのことでした。
  そのため、2日目の生徒たちには疲れが見えましたが、幸い大きな体調不良もなく、予定通り現地交流校のKYSを訪問しました。全員が取り組んだ英語ポスター発表では、緊張と寝不足がありながらも、練習の成果を発揮できました。その後、教室で折り紙などを使って現地校生徒と交流し、午後も、海外研修係の生徒たちを中心に準備してきた歌や盆踊り、ソーラン節などを通して、交流を深めました。
 また、両校の友好を記念して、今回の研修旅行の団長でもある栗原校長がKYSで植樹をいたしました。植樹した桑の木とともに、両校の絆も、これから長い月日をかけてより太く大きく育っていくことでしょう。
  3日目のコース別行動では、各自が選んだコースに分かれて活動しました。
 世界遺産の街マラッカの散策、民家にお邪魔して現地の人々の暮らしをより深く知ったカンポン・ビジット、伝統工芸のバティック染め体験、特産品のピューター(すずの合金)制作体験と、それぞれのコースで、実体験を通して学びました。
 また、課題研究(SLⅡ・GSⅡ)代表生徒は、3日目にプトラ大学でプレゼンテーションを行いました。プトラ大学との連携は今年度からですが、プレゼンテーションに加え、プトラ大学の教員によるバイオサイエンスに関する講義と実習、キャンパスツアー、文化交流のワークショップなど、非常に刺激的な体験をさせていただきました。
  4日目は、現地大学生の力を借りてクアラルンプール市内を回るB&S(Brothers and Sisters)プログラムを行いました。昨年度までは選択コースの1つでしたが、今年度は年次全員の取り組みとしました。班ごとに事前に練った行程に沿って、大学生と英語でコミュニケーションをとりながら、主体的な活動ができました。

 例年以上にハードなスケジュールではありましたが、全員で無事帰国しました。貴重な体験を糧としつつ、2年次生はすでに新たな目標に向かって高校生活の後半戦を走り出しています。