R7.2月21日(金)

 みなさんこんにちは。今日は、気温は低かったのですが、お天気に恵まれ、トンボ池の水道近くで、3年生が社会科の学習を行っていました。昔の暮らしと今の暮らしを比べながら、市の様子の移り変わりを学んでいく学習です。実体験を通して移り変わりを学んでいる子どもたちですが、この学習に入ったばかりのころは、「昔は不便だし、時間がかかるし、便利じゃない」といった否定の捉え方が大半を占めていました。しかし、洗濯板を使っていたころの様子を考えながら、実際に洗濯板で選択してみると、洗濯板の作りに、洗濯板を考えた人の知恵がたくさん見えて、子ども達の考えは大きく変わりました。「今のように電気製品がなかった時に、こんなに工夫されたものを使っていて、その当時に人たちの知恵ってすごいなあ。」「時間はかかるけど、洗濯板でこすっていてだんだんきれいになっていくのを見るのが気持ちいい。このころの人たちも、きれいになっていくことをきっと喜んだんだろうなあ。」「きれいになった洗濯物を着たら、家族とかはすごく気持ちいいし、嬉しかったんじゃないかなあ。」と、その当時の知恵と、それを活用して生活を気持ちよくしていく当時の人たちの気持ちを想像することができていました。時間がかかるから不便、昔の生活は暗い感じ、といったイメージが、体験を通して変わりました。その当時の人の営みを想像することができ、少しずつ暮らしを便利にしていった人たちに尊敬のまなざしのような感情を抱いていました。そういう実感をもちながら、横浜市の移り変わりを生活の面からとらえていた3年生。いい学びだったと振り返っている様子もいい学びの姿だと感じました。