見つめる先は…

校  長   田中 秋人  

朝夕の冷え込みが続く中にも、日中には上着がいらないほどの暖かい日が一日一日と増えてまいりました。先日も、休み時間に外へ出た子どもたちが「今日は春みたいだね」と嬉しそうに駆け出していく姿があり、校庭の木々の芽も心なしかふくらんできたように感じます。登校してくる児童が、自然と顔を上げて日の光を浴びながら歩いている様子からも、冬から春への確かな移ろいを感じるこの頃です。 

学校便りの4月号の巻頭言では、今年度のキーワードとして「見つめよう」という言葉をあげさせていただきました。子どもたちの姿を見つめること、授業を見つめること、学校の環境を見つめること、そして私たち自身の姿勢を見つめること——そうした日々の積み重ねを大切にしていこう、という思いを込めたものです。一年間を振り返りますと、この「見つめよう」という言葉が、私たちの学校運営に少しずつ変化をもたらしてくれたと感じています。学習においては、日々の授業の充実はもちろんのですが、更に子どもたちの「わかった」を多くするために様々な取り組みを行いました。想像を膨らませて文章を書く力を育む短作文タイムや、毎月の学校便りでもお伝えしていた舞岡俳句、そして舞岡漢字検定など、日常の中で言葉や漢字に触れる機会を充実させてきました。また、日々の生活を安心して過ごすための学校の環境づくりにおいても「見つめる」ことで気づいた事がたくさんありました。そのときには、時には子どもたちの声を取り入れながら一つひとつ改善してまいりました。これらの取り組みは、小さな変化ではありますが、確かに学校全体をより良い方向へと導いてくれたと感じています。

そして何より、保護者の皆様、地域の皆様には、この一年間、学校の教育活動を温かく見つめ、支えていただきましたことに改めて深く感謝申し上げます。行事や学習活動へのご理解、日々の学校生活や行事等での温かなお声がけなど、多くのご支援によって、子どもたちは安心して学び、教職員も含め成長することができました。まもなく新しい年度が始まります。来年度は本校開校40周年の節目の年でもあります。未来を見つめ、今年度の学びを土台として、学校をさらに良くするための歩みを進めてまいります。子どもたち一人ひとりが自分らしく輝ける学校、互いを尊重し、共に成長できる学校を目指して、これからも舞岡小学校をみんなで「見つめて」いければと考えています。どうぞ引き続き、ご理解とご協力をお願いいたします。