静と動

                       校長 田中 秋人

 静かな年越しを迎え、心新たに令和8年の幕が開きました。皆さまにとって穏やかな新年であることを願っております。昨年12月には、大きな地震が東北地方を中心に発生し、その後、気象庁から「後発地震注意情報」が発表されました。これは、大きな地震の後には余震や二次災害の危険が続くことを知らせるものです。静かな年明けの中にも、見えない不安に対して冷静な準備の必要性を実感しました。学校としても、防災訓練や避難経路の確認、非常食や備品の点検など、日常の中でできる備えを一層充実させていきたいと思います。災害はいつ起こるかわかりませんが、備えをしっかりと行うことで、自分たちの身を守ることにつながると思います。また子どもたちにも「自分の命は自分で守る」という意識を育てていくことが、私たち大人の大切な役割だと改めて感じました。

 さて皆様は、年末年始いかがお過ごしだったでしょうか。子どもたちとゆっくり過ごした方、年末年始も仕事で忙しくされていた方と様々だと思います。私自身は「エッホエッホ!」と声を出しながら家の片づけに取り組みました。普段はなかなか手をつけられない本棚の整理や、長年しまい込んでいた写真データの見直し、玄関周りの掃除など、年末年始だからこそできることに挑戦しました。最初は「大変だな」と思っていたことも、小さな一歩を積み重ねるうちに、少しずつきれいになっていく様子を見ていると、空間も心もすっきりし、新しい年を迎える準備が整いました。整理することは、単なる片づけではなく、過去を振り返り、未来に向けて心を整えることでもあるのだと感じました。こうした時間は、忙しい日常ではなかなか取れませんが、年末年始だからこそできる貴重な機会でした。片づけを通して、家族との会話も自然と増え、心の距離もぐっと近づいたように思いました。

 年が明け、今年度もあと3か月となりました。子どもたちは新たな学年へと進級、そして6年生は舞岡小学校を卒業し、中学校に進学していきます。この時期だからこそ、子どもたちが一年間の学びをしっかりとまとめ、次の学年へと自信をもって進めるよう、学校全体で力を合わせていく時期です。学習のまとめだけでなく、友達との関係や生活習慣を見直し、次のステップに備える大切な時間でもあります。子どもたちの「できた!」という笑顔が増えていくことが私たちの何よりの励みです。私たち教職員も、子どもたち一人ひとりの成長を支えるために、最後まで全力で取り組んでまいります。

 昨年の流行語にもなった「エッホエッホ!」は、フクロウのヒナが一生懸命走る姿から生まれた言葉です。しかし今年はフクロウだけでなく、午(馬)も力強く「エッホエッホ!」と駆けるかもしれません。そんなイメージのように、学校も力強く、しなやかに進んでいきたいと思います。私たち教職員も「エッホエッホ!」の気持ちで、一歩ずつ挑戦を重ねながら、子どもたちの安全と学びを守ってまいります。中期学校経営方針にあるような、自分づくり教育、安全教育、地域との連携などの重点目標の一つひとつを大切にしながら、未来を支える教育を進めてまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。