共に輝け 新たな一歩 舞岡ダッシュ(令和7年11月号)
共に輝け 新たな一歩 舞岡ダッシュ
副校長 勝村 佑輔
10月18日、お天気に恵まれ、舞岡小学校の運動会が無事に終了しました。今年のスローガン「共に輝け 新たな一歩 舞岡ダッシュ」の言葉通り、子どもたちは仲間とともに輝き、力いっぱい走り抜ける姿を見せてくれました。練習の成果を発揮し、競技に真剣に取り組む姿、応援に全力を尽くす姿、そして勝敗を越えて互いを讃え合う姿に、子どもたちの成長を強く感じることができました。
私自身が初めての舞小の運動会で、様々な素晴らしいところを発見したのですが、特に素晴らしいと思ったのが「なかマイ」での取り組みです。「なかマイ」とは「なかよしマイ活動」の略で、 1年生から6年生までの児童が同じ班で活動する、いわゆる「縦割り班活動」のことです。本校では「なかマイ種目」があり、今年度は『みんなでつなごう!Sの字リレー』に取り組みました。「なかマイ」の目的として「学年をこえて仲間と協力して楽しもうとする」ということがあるので、二人で棒を持って走るのですが、必ず違う学年の子とペアで走るという条件がありました。ペアになる学年に決まりはないので、6年生を中心にどのようなペアで走るか作戦を立て当日に挑みました。本番は、上の学年の子が下の学年の子に励ましたり助けたりする様子が見られ、とても頼もしく感じられました。また、座席も「なかマイ」班で座っており、6年生が1年生をトイレに連れて行ってあげたり、けがをした子を救護席に連れて行ったりするなど、助け合いながら応援している様子が見られ、とても温かい気持ちになりました。
運動会は、単なるスポーツイベントではありません。子どもたちにとっては、目標に向かって努力することの大切さ、仲間と協力することの喜び、そして挑戦する勇気を学ぶ場です。練習期間中には、思うように走れなかったり、振り付けが揃わなかったりと、悔しい思いをした子もいたことでしょう。しかし、そうした経験を乗り越え、当日には自信に満ちた表情で競技に臨む姿がありました。その一歩一歩が、まさに「新たな一歩」であり、子どもたちの未来につながる大切な成長の証だと思います。
また、当日は多くの保護者の皆様にご来校いただき、温かいご声援を送っていただきました。子どもたちにとって、見守ってくれる存在がいることは大きな励みとなります。皆様のご協力とご理解があってこそ、運動会を安全に、そして意義深く開催することができました。心より感謝申し上げます。
運動会を終えて、子どもたちはまた日々の学びへと戻っていきました。教室では、運動会で得た経験を振り返り、次の目標に向かって歩み始めています。仲間とともに努力することの楽しさ、挑戦することの大切さを胸に、これからの学校生活でも「共に輝く」瞬間を積み重ねていってほしいと願っています。私たち教職員も、子どもたちのその一歩一歩を大切に見守り、支えていきたいと思います。運動会で見せてくれた輝きが、これからの学びや生活の中でも続いていくよう学校全体で力を合わせて取り組んでまいります。ご理解、ご協力の程、よろしくお願いいたします。
