思い ~伝え、受け取り、つなげる(令和8年2月号)
思い ~伝え、受け取り、つなげる
教務主任 柴田 俊彦
大寒を過ぎましたが、身を切るような寒い日が続いています。年明けから寒い日々が続いていますが、池に張った氷をそっとつかんで宝物のように見つめる子、図書館でゆっくり読書に親しむ子など、冬の舞岡小学校の日常が戻ってきたことや新しい年を迎えたことで、私自身も、気を引き締めて毎日を過ごそうと決意を新たにしました。
本日1月30日まで、各教室の前に書初めが展示されていました。展示された書初めには、力強さいっぱいの字、縦にきっちりと整って書かれた字、紙いっぱいに書かれた大きな字など、一人一人の思いが溢れんばかりに表現されていました。授業参観等で書初めをご覧いただい保護者のみな様も、子どもたちが表現された思いを受け取られたことと思います。
さて、思いといえば、先日、本校の特色の一つでもあるなかマイ活動(たてわり活動)の、校内掃除で子どもたちの思いが伝えられ、それらが受け取られ、下級生へとつながっている場面がありました。なかマイ活動をリードするのは6年生ですが、6年生以外の児童も含む数名の児童がつぶやいた一言が、私の胸を熱くしました。「こうするといいよ。」「次の1年生の教えてあげてね。」「来年は教えられるようにします。」「ありがとう。」これらの言葉から、よりよい舞岡小学校を目指してリードしてきた6年生が下級生へ思いをつなげるとともに、下級生が早くも次年度以降を見据え、自分にできることを考えようとする気持ちが感じられました。またこの様子は、舞岡小学校の児童が思い伝え、その思いを受け取り、次へつなげようとしてきたことで、温かみを感じる心地よい学校として歩んできた証なのではないかと思いました。
思いは、子どもたちも私たち大人も、必ずもっているものだと思います。ですが、思いをもっていても時には伝わらずに、やきもきするときもあります。伝わらないと不安になったり悲しくなったりするときもあると思います。当然かもしれませんが、一人ひとりの思いが異なれば、そこには衝突が生まれることもあります。そのようなときこそ、思いを相手に伝わるようにするにはどうすればよいのか、相手は何を伝えようとしているのかを考えるチャンスであり、大きく成長する場面ではないでしょうか。
思いは、子どもたちも私たち教職員も大切にしているものの一つです。互いに思いをもち、伝え合うことで、安心して豊かに生活できる学校生活をつくっていっているのだと思います。そして、様々な思いをもつ子どもたちが集まり、その思いをお互いに尊重し合いながら生活することで、子どもたちは心も体も大きく成長していくのだと思います。子どもたちには、思いも願いも違う一人ひとりが集まる学校という場だからこそ学べることに着目してほしいと思います。みんなの思いを大切にしたからこそ、「楽しい思い出ができた。」「こんなことができるようになった。」と思えるように、子どもたちの思いに寄り添い、お互いを大切にする雰囲気を大切にしていきたいと思います。
2月は、なかマイ活動の今年度のまとめを行い、6年生へのありがとうの思いを表現し受け取ってもらえるようにするべく、5年生が新しいなかマイ活動のリーダーとなって運営していきます。今年度舞岡小学校をつくってきた6年生の思いが下級生へとつながり、来る令和8年度に向けて、希望をもてるような活動になるよう、全教職員で支援していきます。今後も、本校の教育活動にご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
