稲を守る!防鳥ネット

 8月20日(月)、職員で田んぼに「ネットかけ」をしました。

 穂が出始めた稲をスズメから守るために、田んぼ全体をすっぽりと覆う巨大なネットを敷設しました。

 事前に、7月23日(月)には、横山 義一 さんの裏山の竹林から竹を切らせていただき、ネットを固定するための「杭」を確保しました。いずみ野田んぼ全体にネットをかけるためには、2.0~2.5メートルの竹の杭を50本以上用意しました。

 この日は、午前中から猛烈な暑さでした。熱中症には十分気を付けながら作業を行いました。ただ例年、「蚊」に悩まされるのですが、今年は暑すぎて蚊がほとんどいなかったことは助かりました。

▲ 「切ってよい」という印を付けていただいた竹を切り出していきます。

▲ 地面に深く刺さりやすくするため、杭は斜めにカットします。

 さて、8月20日(月)は、幸いなことに湿度が低く、さわやかな暑さの中での作業になりました。

 作業工程は、およそ次のようなものです。

 ① 田んぼの周り(畝の脇)に竹の杭を打つ。

▲ 1.5メートルの杭を50センチメートル以上打ち込み、そこに2メートルの杭を番線で固定します。

 ② ネットを張るためのワイヤー・マイカ線・針金を所定の位置に張る。

▲ 今年度、新たに使用を試みたマイカ線がとても扱いやすく、作業効率が大幅に上がりました。

 ③ ネットの端にリード用のワイヤーを通し、ネットを広げながら、杭の上を通し、全体にネットをかける。

▲ ネットの針具合を感じながら、総出で声を掛け合いながら行います。

 ④ 田んぼの中にネットがたわんでしまわないように支柱を立てる。

▲ 支柱になる竹にはワイヤーを引っかけて持ち上げるために、十字の切り込みを入れておきます。

 ⑤ ネットの下の方からスズメが入らないように隙間をなくす。

 

▲ 地面すれすれに張ったマイカ線にネットの端を縛り付けていきます。

 このような重要でやりがいのある作業を子供たちや保護者の方々と一緒にできていないのが残念ですが、夏休み中ということもあって、職員で作業を行いました。

 現在、穂がそろい、稲は順調に生育しています。これからは台風の影響など、まだまだ安心はできません。

 今後も温かく見守っていただければ幸いに存じます。