9月11日(火)

 市内全小学校の5年生を対象に毎年実施されている『ふれあいコンサート』の当日です。

 眩しい日差しの中、グループ毎にバスや徒歩で戸塚駅に集合した子どもたちは、地下鉄の関内駅を目指します。

 コンサートが午後のため、午前中は日本大通りにある横浜情報文化センター内に設けられた「ニュースパーク(新聞博物館)」「放送ライブラリー」を見学します。

 新聞や放送の歴史に関する展示を見学し、タブレット端末を用いたグループ学習にも楽しく取り組みました。

 昼食後、地下鉄みなとみらい線で『みなとみらいホール』へ。

 1998年、「クイーンズスクエア横浜」内に創建されたこの音楽堂は市民に親しまれ続け、早21年もの歳月が過ぎました。その大ホールに他校の友達も含め千数百人の児童・保護者が集います。

 オープニングを伝える銅鑼の音が響き、いよいよコンサートの始まりです。神奈川フィルハーモニーによる演奏曲は、ヨハン・シュトラウス2世の「雷鳴と稲妻」、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」ほかクラシックの名曲ばかり。特に、みなとみらいホールの誇るパイプオルガン『ルーシー』によるバッハの「小フーガ ト短調」の演奏は素晴らしいものでした。ホール全体が降り注ぐ光のような荘厳な音に包まれました。

 最後のアンコールはお馴染みの「ラデツキー行進曲」。演奏と一体となった子どもたちの手拍子の音がホール全体に響きました。

 新聞や放送の果たす大きな意義やその歴史を学ぶことができ、また、素敵なコンサートホールでフルオーケストラの生演奏を鑑賞することができ、実り多い一日となりました。