5年生の家庭科「食べて元気に」では、日本の伝統的な食事である和食の基本、「ごはん」と「みそ汁」の学習をしています。

 10月17日(月)、19日(水)、20日(木)の授業では、みそ汁についての学習として、

『だし入りみそ汁と、だし無しみそ汁の飲み比べ』

を行いました。

 

 まずは、だしの材料の一つである「昆布」について、映像を見て学習しました。

 

昆布の種類によっては、10mを超えるものがあるそうです。レプリカを見て、その長さを実感しました。

こちらは、北海道産昆布の現物見本。羅臼(らうす)昆布・利尻(りしり)昆布など、有名な昆布の見本です。

大きさや、よい香りに驚きの声が上がりました。

 

 次に、栄養教諭から他のだしの材料や、給食でのだしの使い分けについての話を聞きました。

給食では、みそ汁は「かつお節だし」、すまし汁やかきたま汁などの澄んだ汁物は「昆布とかつお節の合わせだし」を使っているそうです。

ぜひ、ご家庭に配布している献立表の材料名をご覧ください。

 

 

 いよいよ、みそ汁の試飲タイムです。

かさまっこサポーターズのご協力をいただき、

「だし無しみそ汁」

「昆布とかつお節の合わせだしのみそ汁」

「煮干しだしのみそ汁」

の3つを飲み比べました。さて、違いはわかるでしょうか・・・?

 

 最後に、調理実習へ向けてみそ汁の作り方の示範を見て、授業は終了しました。

学習したことをいかして、調理実習ではガラス鍋でごはんを炊き、自分たちで煮干しだしをとってみそ汁を作ります。

 

~子どもたちの授業後のふりかえりより~

「みそだけのみそ汁は、味がなく少しおいしくなかったです。ですが、だしのあるみそ汁は味が深くおいしかったです。」

「だしはそのつくるもの(料理)に合っただしが出るものを選ぶとよいことが分かって、実際に合うだしを選び、何か作ってみたいと思った。」

「私は、かつおと昆布の合わせだしが好みです。昆布の実際の長さがとても長くてびっくりして、実際には、とても重いんじゃないかと思った。」

「個人的には、にぼしのだしが一番好きな味・香りだった。色々なだしを試して一番好きなみそ汁をつくってみたいと思った。」

「いつも給食で汁物を飲んでいる時、どんなだしを使っているか見ていなかったけれど、今度からどんなだしを使っているか見てみたいです。」