9月27日(火)に低学年に向けて、29日(木)に高学年に向けて音楽集会が行われました。合奏「栄光の架橋」、合唱「COSMOS」を演奏しました。合奏は、学年で初めて合わせたときは、あまりそろわず、テンポもどんどん速くなっていました。しかし、自分たちでそれを自覚し、指揮を見て一人ひとりが合わせようと意識したことで、改善することができました。合唱曲は、子どもたちもお気に入りで、夏休み前からずっと練習を繰り返してきました。「COSMOS」は、ミマスさんという作曲家さんが作った歌です。5年生のときもミマスさんの「地球星歌」と「明日の空へ」を歌いました。歌詞にはどれも温かみがあり、子どもたちも気持ちを込めて歌いやすかったのだと思います。当初は、自信がなかったためか、全体的に声が小さい印象ではありましたが、回を重ねるごとに、ソプラノとアルトのバランスがよくなっていき、より気持ちを歌にのせて体を使って歌える子どもが増えてきました。

 

 子どもたちにとって2年ぶりの、人前での演奏でしたが、緊張しなかったとの声が多く本番に強い学年だと思いました。1回目は、1~3年生が並び終えるまで、その場で静かにまって集中力を高めている様子がありました。始まると同時に、聞いている側も静かになり、やはりそれだけ人を惹きつけるものがあったのだと思います。6年生も、大勢の前で披露している中で、かっこいい姿を見せたいという思いで臨んでいたのだと感じました。2回目は、さらにすてきな演奏を届けました。合唱の1フレーズ目からきれいに声がそろい、強弱をつけつつ、最後の盛り上がりでしっかり声を出し、歌い切ることができました。4、5年生や教師までも、心打たれるものを感じ、思わず感嘆の声をもらしたり涙ぐんだりする様子がありました。5年生へのアドバイスの場面でも、代表者が自分の経験を踏まえ、歌が上手になるポイントを伝えました。その後「思いが伝わった?」という校長先生の問いに対し、うなずく5年生がたくさんいました。学年目標に含まれる「未来に残る種を創ろう」とあるように、歌にかける思いを種として残せたのではないでしょうか。また、他の学年の先生方にも、たくさんお褒めの言葉を頂き、6年生も「自分たちは、やり切ったんだ。成功したんだ。」という気持ちでいっぱいになりました。この成功体験を自信に繋げて、次は運動会へ向けて全力で取り組んでいきます。