5年生は「たずねびと」という国語の単元が終わりました。「たずねびと」は原爆供養塔納骨者名簿のポスターに自分と同姓同名・年齢まで同じ少女がいることを知った綾が兄と広島に行き、原爆投下という出来事を徐々に自分事として受け止め考え深めていく物語です。学習が終わったクラスからこの「ヒロシマ 消えたかぞく」という絵本の読み聞かせをしました。この絵本は広島の鈴木六郎さんという子煩悩であっただろうお父さんが撮りためた家族の写真で構成されています。『この一家が生きていた事実は決して消えない。いや、だれにも消すことはできないのです。』と著者の指田 和さんはあとがきで語っています。令和2年度に読書感想文の課題図書となっていた本です。是非お手にとって、鈴木六郎さんのご家族の生きていた事実に思いを馳せていただきたく思います。