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69期TRY&ACT企業講座② その1

 

1112()69TRY&ACT企業講座の2回目が行われました。

1回目は5月に社会で活躍する南高の卒業生に来ていただいていました。今回はSDGsに力を入れている企業様を中心に、お越しいただきました。

 

それぞれの内容と様子を2回にわたって紹介したいと思います。

①株式会社ライオン「人と地球の健やかな未来に向けて」

株式会社ライオンは、「人々の毎日に貢献する(Re Design)」を企業の存在意義として国内や海外で、2030SDGsの達成を目指す社会貢献に取り組んでいます。ライオン社員のリードで生徒たちはグループワークを通して「よい習慣づくり」で社会の課題を解決できることを楽しく学びました。 

(生徒からの声)

SDGsは消費者にとって少し距離感のあるものなので、それを掲げて商品を作っても売れないだろうなとは思っていましたが、それに対して企業はSDGsを考えた商品に消費者にとってのメリットを足すことで売れるようにしていることを知って、今まで買ってきた商品にも深い意味があるのかもしれないと思いました。

 

②横浜緑地株式会社「ミツバチが『環境』を教えてくれる?」

ミツバチの生態や飼育に関する講義や、本物のミツバチと巣箱を観察したり、道具や蜂産品に触れたりすることで、ミツバチがつくる生態系についてより深く知ることができました。「はち育」を通じた環境学習について、68期生が考えたハチミツを使ったビジネス案が実現したことを聞き、自分たちにもできる活動を考えるきっかけとなりました。

 (生徒からの声)

 人間やスズメバチ、在来種のダニがミツバチの生態を脅かすことと、イチゴなどの植物がハチがいないと受粉できないことと絡めて考えたら、ミツバチなどの小さな生物も保護していかなければならないんだなと気づきました。養蜂と環境がどう繋がるのかと思っていましたが、今回の授業で仕事の見方によって環境を守ることに繋がるんだなと感じたので、視点や考え方を工夫するよう意識したいと思います。

 

③株式会社マクニカSDGsに貢献するサービスアイデア創出ワークショップ」

株式会社マクニカはITAIなどテクノロジーを使って、社会課題を解決しようとする企業です。今日は、校庭に自動運転バスを持ってきていただき、乗車体験を開きました。生徒たちは、グループごとにバスに乗車し、マクニカの社員の方の案内に興味深く耳を傾けながら乗り心地を確かめていました。このあと、大会議室ではワークショップが開かれ、自動運転バスが抱える課題と解決方法について話し合いをしました。

 (生徒からの声)

実際に自動運転のバスに乗り、前後がないかを見て勝手に自分が「車は前に進むもの」だと思い込んでしまっていたことがわかりました。このような固定観念をなくすことで新しい技術が生まれるのだと思います。最先端技術が発展すれば社会に良い影響があると思っていましたが、その最先端技術をどのように活用するかを考えないと社会に良い影響を及すことができないとわかりました。

④株式会社Criacao「『やりたいこと』を仕事にする~スポーツを仕事にするということ~」

「夢をもった仕事に就く」というテーマで、講師の方が経験した理想と現実も踏まえ、グループディスカッションで考察しました。生徒は、ジョ=ハリの窓という公共で学んだ自己開示の手法をグループワークで体験し、自分が気づいていない自分について意見をもらい、これからの自分に何ができるかといった問いに対して真摯に向き合い、新たな自分の一面を発見した90分となりました。

 (生徒からの声)

友達との関係性について改めて考えさせられました。お互いにとって良いフィードバックをできるような関係になることの重要性を発見できました。自分がなぜやっているのか、本質を見抜いて行動をできるようになることで、自分ができることが増えると言うことがわかりました。自分のこれからのキャリアについて、このことを意識して過ごしていければ行きたいと思います。

その2へ続く…