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「TRY&ACT企業講座①「先輩と話そう」(69期1年生)」

521日(土)に69TRY&ACT企業講座が行われました。社会で活躍する南高の卒業生を招聘し、生徒一人ひとりが自身のキャリア形成について考えるきっかけとすることを目的とし、講座・ワークショップをおこなっていただきました。それぞれの内容とその様子をご紹介します。

 

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ダンボールアーチストの山田さんをお迎えして、ダンボールを使用し「実用的なもの」や「人を笑顔にさせるもの」などのコンセプトを基に、個人やグループでいろいろなダンボールアートを作りました。発表の際はみんなそれぞれに驚きと感動があり、工芸室の中には生徒たちの笑顔があふれていました。

 

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店舗経営者の小林さんから「ワークショップ:飲食店を横浜で始めるなら?」というテーマでワークショップを開催していただきました。小林さんの南高校での「出会い」から始まり,これまでの人生の歩みと合わせて店舗経営、お店の展開についてお話をいただいたのち、生徒たちはグループごとに自分たちが展開したいお店を構想していきました。当初は中々アイデアが出なかったですが、小林さんにご助言をいただきながら、徐々に業態や他店との差別化といった点について独自のアイデアを固め、それぞれのグループが特色あるアイデアを創り出すことができました。全くの白紙から始め、自分たちで対話を重ねながらお店のアイデアを創造した経験は、生徒たちに社会のなかでの自分の考えを生み出す貴重な経験であったと思います。最後に小林さんから、生徒たちのアイデアを会社のミーティングで紹介したいとの旨を耳にした生徒たちは、とても嬉しそうな表情を浮かべていたことが印象的でした。

 

3

 3組はカニカマ研究科のカニカマハナコさんによる「カニカマを使った新メニュー考案」というテーマで講座をしていただきました。最初に、ハナコさんが出演されたテレビ番組のDVD「マツコの知らない世界」を視聴しました。マツコデラックスがカニカマ料理をおいしそうに食べている姿やハナコさんが今まで作ってこられたカニカマアレンジレシピの映像を、楽しく見させていただきました。その後「さあ、みんなもカニカマを使った料理を考えてみましょう」ということで、グループに分かれてカニカマ料理を考えました。それぞれのグループが模造紙に色とりどりのカニカマ料理を楽しそうに描き、発表しました。3組の皆が考えた料理はどれも個性的なものでしたが、それをハナコさんが実際の料理にして、SNSにアップしてくれるとのことに、驚きました。(実際次の日には、私たちのイラストが素敵な料理になってSNSにアップされていました!)。また、ハナコさんのお話やビデオがとても楽しくて、あっという間に時間が過ぎてしまいました。この講座を通じて食の楽しさや、好きなことを見つけて生き生きと生活していくことの大切さ、そして何より南高校の大先輩が来て私たちと交流してくださったことに感謝したいと思います。

 

4

ゴルフのアパレルメーカーに勤務されている岡田さんから「アパレル・ゴルフ業界の課題解決」というテーマでワークショップを開催していただきました。前半は製品や顧客動向、トレンドなどを分析し、商品企画から販売計画、予算・売り上げを管理する”商品化計画”(Mer-chandising)という仕事内容を学びました。後半はゴルフに対するイメージ、ゴルフ業界の課題、NEW GOLF STYLE」の提案、という3つのポイントについて、グループで意見をまとめ、発表しました。では正直な意見を聞くことができ、では多くのアイディアが生まれ、全体で新しい視点を共有することができました。ゴルフについてよく知らなかった生徒たちがゴルフを知るきっかけとなっただけでなく、講師の岡田さんの生き方にも触れ、「働く」ということに対する考えも深まったワークショップでした。

 

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フォトグラファーの中川さんから「相手の良いところを見つけて写真を撮る」というテーマでワークショップを開催していただきました。サブアリーナにスタジオを設営し、一眼レフカメラを使用して撮る側と撮られる側に分かれ、写真を撮り合いました。生徒は初めての体験に最初は緊張していた様子でしたが、徐々に慣れて、和気あいあいと様々なポーズを決めながら撮影会を楽しんでいました。声を掛け合うことの大切さや、相手の良い表情を引き出すための声掛けの工夫、相手の立場に立って考えることの大切さなどに気づいたようです。充実したワークショップとなりました。

 

 各講座後は南高ホールにてパネルディスカッションを行いました。「当時の思い出は何ですか?」「いつからその職業について考え始めましたか?」など、世代を超えて南高生のやり取りがありました。企業人としての生き方や職業観など、キャリアについて考える機会にもなりました。