6年生は、国語の学習で「よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト」へ向けて、国際平和のために自分ができることをスピーチしました。
戦争や差別、ジェンダー問題や貧困問題など、世界中で考えていかなくてはならない課題を一人一つテーマにして、調べたことや経験したことをもとに自分たちにできることを考えました。
代表になった児童は、6月に行われる港北区の予選会に参加しました。代表児童のスピーチを聞き、感想を伝えてあたたかく送り出す姿から、全員が真剣に課題に取り組んだ様子が伝わりました。
~学習を終えた子どもたちの振り返りから~
・友達と共有し合ったことで、自ら動くことで平和は保たれていくのだなと思いました。
・ジェンダーについて考えたり調べたりすることができ、差別が少なること、人が傷つかないようにするためにはどうすればよいか自分なりに書くことができました。
・スピーチで貧困について調べて、自分の当たり前だと思った生活とはぜんぜんちがっていたので、当たり前のことを大切にしようと考えました。
・いろいろな人が無意識に差別をしていて、これからは差別しないようにしていきたいなと思いました。
5年生では、港北区のホームページの中にある「港北ふるさと人物伝」の中から、「小野静枝」さんのお話動画をみました。当時、大倉山に住んでいた小野さんは、学校から自宅に帰る途中、東神奈川の駅で横浜大空襲に巻き込まれました。直前まで一緒に遊んでいた友達が亡くなってしまったり、避難の途中、国道1号線沿いにある商店が扉を開き、いつでもだれでも避難できるようにしてくれていたりした話を聞きました。また、大倉山や菊名など自分たちの身近な地域で起こった話を聞くことで、自分だったら、と当時を想像しながら、平和について考えることができました。
~子どもたちの振り返りから~
・自分の友達が大空襲で亡くなってしまったら、と考えると悲しい。
・今では想像もできないほど辛くて胸が締め付けられるようでした。
・今は、外で自由に遊べるのは、当たり前でなく、平和なことだと改めて感じた。
・この話を、私たちが忘れないようにすること。また、亡くなってしまった方には祈ることしかできないけれど、このようなことが二度と起こらないようにすることが大事だなと思いました。
・いろいろな商店が水を置いたり、入り口をあけてくれていたり、みんなが協力して助け合っていたのが分かった。
4年生では、「七本の焼けイチョウ」という本の読み聞かせから、平和について考えたことを伝え合いました。この本では、実際に今もあるイチョウの木の話を通して、戦争の恐ろしさや悲しみ、そして平和の大切さを描いています。昨年度学習した国語の「ちいちゃんのかげおくり」から想像を広げました。5月29日の横浜大空襲から80年。平和な日本と現在おこっている世界の戦争についても話が広がりました。
~子どもたちの振り返りから~
・7本のイチョウが、頑張って人を生かそうとする姿が悲しかった。
・戦争をおこさないよう、いろいろな国と仲良くできるようになってほしい。
・大空襲は数えきれない人の命をなくし、数えきれない生き物の命をなくすので、もう戦争をしたくない。
・どの国も話し合って戦争を考えていくことが大切。
・お互いの国の人の気持ちを分かりあうことが大事だと思った。
3年生は「えんぴつびな」という本の読み聞かせを聞き、戦争の悲惨さと命の大切さを学びました。
~「えんぴつびな」のあらすじ~
親元を離れて疎開先で暮らす主人公と、ぶっきらぼうな性格の中に優しさが少しずつ見えてくる男の子『シンペイちゃん』との友情が深まっていく。しかし、戦火がだんだん近付いてきて…
~学習を終えた子どもたちの振り返りから~
・せんそうは、やっぱりこわいと思いました。私たちは、せんそうをけいけんしたことはありませんが、世界であってはだめなことと分かりました。日本が、1945年のようにくうしゅうがおきないことをねがっています。
・わたしのじだいは、せんそうがなくて、友だちもいなくならないで、「幸せ」なんだと思いました。今、平和の世界にするために何をすれば良いか考えようと思いました。
・昔は、せんそうがたくさんあって、また次の日に会えるか分からないということに、ありえないと思いました。今のように毎日楽しく過ごしていることが、昔ではあたりまえではないことが分かりました。
・せんそうはこわいなと思いました。くり返さないために平和について考えることが大切だと思いました。
2年生は、「せんそう―昭和20年3月10日 東京大空襲のこと―」という本の読み聞かせから、思ったことや感じたことを書きました。この本では、作者の塚本千恵子さんが少女時代に体験した東京大空襲において、母親の犠牲により一命をとりとめた様子が描かれています。子どもたちは戦争の恐ろしさや平和の大切さを感じ、様々な感想をもちました。
~子どもたちの感想から~
・せんそうは、たいせつな人がしんじゃったりしてかなしいです。
・いまは、せんそうがなくてよかったです。せんそうはものすごくこわいです。なぜなら、ばくだんがいっぱいふってきたり、町が火でいっぱいになるかもしれないからです。
・せんそうの本を読んで、なかなかったけれど、こころの中でないていました。かなしくなって、こころぼそくなりました。せんそうがなければいいなと思いました。
・せんそうとへいわは、大ちがいでした。わたしがちこちゃんだったら、すごくかなしいです。
1年生は「へいわってすてきだね」という本の読み聞かせを行いました。いつまでも今の美しくて平和な世界が続いてほしいという気持ちのこもった、優しくて素敵な詩です。
沖縄県与那国町の当時小学一年生の男の子が、「沖縄全戦没者追悼式」で朗読した自作の詩であることを知って、子ども達はとても驚いていました。背景として、過去の子供や大人が、戦争でとても怖い悲しい経験をしたということも説明しました。
~学習を終えた子どもたちの振り返りから~
・せんそうは、こわいとおもった。また、せんそうになったらどうしよう。
・へいわって、こわいことがおきない。たのしいことがたくさんあって、みんなにこにこなかよしなことだなとおもった。
・へいわがずっとつづいてほしい。がっこう・ともだち・かぞくみんなが、ずっとえがおがいいとおもった。
7組では、「カバ電車」と「焼けあとのちかい」の本の読み聞かせを行いました。子どもたちは真剣に聞き入っていて、戦争や平和について考えるきっかけになったと感じます。
~学習を終えた子どもたちの振り返りから~
・戦争は、ぜったいにだめ。
・ふつうに暮らせることが、幸せなんだ。
7月2日水曜日
図書ボランティアさん達による読み聞かせがありました。
2年1組
「どしゃぶり」文:おーなり由子 絵:はたこうしろう 出版社:講談社
「たなばたバス」著:藤本ともひこ 出版社:すずき出版
2年3組
「つかまえた」著:田島征三 出版社:偕成社
「たべられたやまんば」脚本:松谷みよ子 絵:二俣英五郎 出版社:童心社
7・8組
「うしはどこでも モ~!」作:エレン・スラスキー・ワインスティーン 絵:ケネス・アンダーソン 出版社:鈴木出版
9・10・11組
「まほうのでんしレンジ」作:さいとうしのぶ 出版社:ひかりのくに
「ねこいる!」作:たなかひかる 出版社:ポプラ社
「たべものやさん しりとりたいかい かいさいします」作:シゲタサヤカ 出版社:白泉社
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先日、ファーストリテイリング(ユニクロ・GU)の社員の方を講師としてお招きし、の出前授業を行いました。「届けよう、服のチカラ」とは、要らなくなった子ども服を集めて、世界中の難民に送る活動です。出前授業では、難民について教えていただいたり、自分が非難するとしたら何を持っていくか友達と相談したりしました。また、子ども服を集めるためにどのような活動をしていけば良いか考えました。これから総合的な学習の時間を使って、この活動を進めていく予定です。
先日、横浜市会議事堂へ見学に行きました。本会議場では、実際に議員の方々が使用している席に座らせていただき、模擬投票体験をしました。普段なかなか味わえない貴重な体験ができ、政治への興味や学びを深めました。