次の課題は脱穀! 楽しんでやってみました。でも…

 

 たくさんの米が収穫できました!でも、これで終わりではありません。干した稲を脱穀するという、新たな課題が見つかりました。たくさん米が実ったということは、それだけ脱穀する必要があるわけです。これまで通り、まずやってみようとすぐに行動に移しました。

 やり方を調べ、思い思いの方法で取り組みました。手作業で20分間取り組みました。一生懸命に取り組みましたが、その重さは1kgくらい。これが多いのか少ないのか?乾燥させている稲全体の量を見てみると、ほんの一部をやっただけです。この十数倍くらいはありそうです。

しかし、これで食べられる米になるわけではありません。もみを剥かなくてはなりません。

新たな課題が…。と言うことで、次は、手で一粒一粒もみを剥きました。34人で熱心に剥いてみました。途中工夫を考えて、スティックのりの裏で、潰すようにして剥く方法を考えた子どももいましたが。残念、力を加えすぎると、もみは剥けるのですが、米が割れてしまいました。力加減がとても難しいことに気付きました。結局、指先と爪を器用に使って剥くこと1時間。「指が痛い。爪が痛い。」と言い出す子も。もみは想像以上に固く、先がとがっているのです。しかし、どうにか作業を終えた子どもたち。もみが剥かれ、玄米の状態になったものをコップに入れると、なんとその量はコップ半分ほど…。数を数えると、2500粒ほどでした。茶碗一杯に必要な米は3000粒以上。これを考えると、気の遠くなるような作業です。

 この活動を通して、米の有り難さをまた一つ知ることとなりました。次は道具を使ってチャレンジすると、意気込んでいました。まだまだ続く、終わりなき米との関わり…。