読み聞かせ 

  本年度最初の図書ボランティアによる読み聞かせが個別支援級で行われました。いつもは生徒たちのブックトークや絵本の読み聞かせなどからスタートするのですが、一年生にとって初めての読み聞かせの時間となるので今回は自己紹介の意味も込めて図書ボランティアのみの構成にしました。

 入学・進級して一ヶ月経ち、個別級の生徒たちも慣れてきたころだと思います。そんな新しい環境で頑張っている生徒たちに声援を送る本たちを選びました。

 『たまごにいちゃん』は大型絵本を使いました。普通サイズでは読んだことがあるかもしれませんが、大きい本だと絵も字も内容がダイレクトに伝わっていくような気がします。

『蜘蛛の巣親分捕り物帳』は痛快な活劇です。これも大型絵本を使いました。お菓子を盗んで屋敷に隠れた蛾をみんなで探しました。いろいろな物に擬態している蛾なので、なかなか探すのことが難しいです。「ここのふすまのところ!」「障子のところにいる!」大型絵本ならではの楽しみがありました。

読み聞かせ  

 最後『てがみをください』はしっとりとしたお話です。いちじくの葉にお手紙を書くのですが、この時期にしか読めない季節感溢れる素敵な本です。実際にいちじくの葉を生徒たちに見せて・触らせてから読みました。読み終わった後はみんなでいちじくの葉にお手紙を書きました。誰にあてて書こうか?迷いに迷った結果、大好きな美術の井上先生宛てに書きました。

お手紙 

 次回は生徒たちのリクエストに沿った本を読みたいと思います。誰のリクエストが採用されるかわかりませんが、楽しみに待っていてください。

 本年度も図書ボランティアは個別支援級への読み聞かせをはじめ、様々な活動に取り組んでいきます。

 すすき野中学校図書委員会による嶮山小学校への読み聞かせが9月にあるため、7月には図書委員会への読み聞かせ指導も行います。図書活動でも小中一貫を意識した取組を実施していきます。

 (文責:学校司書)