4年生の体験学習で野島の海に行ったとき、砂浜に広がるごみの多さに子どもたちはショックを受けていました。「このままでは海が汚れてしまう」「海にすむ生き物たちがかわいそう」と、子どもたちの声が上がりました。そこで4年2組では、「マイクロプラスチック撲滅大作戦‼」という名で、どこからごみが集まってくるのか、自分たちにできることは何かを総合的な学習の時間で探求しています。

 学習を進める中で、「NPO法人 海の森・山の森」の理事長 豊田直之さんとつながることができました。豊田さんは海洋写真家でもあり、海洋汚染と向き合ってきた豊田さんの言葉や資料に、子どもたちは大きく影響を受け、課題に対して本気で向き合っていく気概が感じられました。

 豊田さんに来校していただいた際、一緒に学区内のごみ拾いを行った際には、たくさんの量、種類のごみが落ちていることに気がつき、「マイクロプラスチック問題を校内や地域に広めたい」「みんなで毎月ゴミ拾いを行って少しでも環境対策に取り組みたい」等の前向きな意見が出ました。豊田さんとのつながりは、1回きりでなく継続的に行っており、年度末に向けて校内や地域に発信する準備を進めているところです。