小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)の目的は、C型の小惑星「Ryugu」(リュウグウ)を探査し、サンプルを持ち帰ることです。C型小惑星には、その構成物質に有機物や水が含まれていると考えられています。地球誕生の謎に加えて、海の水の起源や生命の原材料となった有機物の起源を探る、それが「はやぶさ2」が目指していることなのです。さらに、人工クレーターの生成、深宇宙での高速通信、新規の観測装置など、新しい技術にもJAXAは挑戦しています。「はやぶさ2」は、2020年末に地球に帰還する予定です。

 2月14日(金)の午前中にJAXA相模原キャンパスに集合した3年生は4グループに分かれて施設見学を行い、JAXAの解説員から惑星探査の先端研究の解説を聴き、日本の国産ロケットの歴史を学びました。惑星を探査することで、太陽系の誕生や生命の起源を知る手がかりが見つかるかもしれないことを学び、惑星探査に計り知れないロマンがあるごとが分かりました。

 JAXAの食堂で「プラネットカレー」を堪能した後、午後には相模原市博物館を見学して、1日の研修を終えました。