皆さんもニュース等の報道で知っていると思いますが、11月24日午前8時ころ、愛知県の中学校で中学3年生の男子生徒が刃物で同級生を刺して死亡させる事件が起こりました。

 この学校の校長が、「わが校は家族のような関係を持った学校である。」と話をされていましたが、この寛政中に当てはめて考えると、君たちはたまたm同じ場所に生まれて、同じ年齢だったという他人の集合体です。仲良くなるのは理想だが、「分かり合えない人たちがいてもそれが自然な社会」、「社会の縮図」で、うまくいかないということも現実としてあります。

 私がいつも言っている言葉を、もう一度君たちの心の中に入れておいてください。

  「チクリは正義」

 君たち自身が追い詰められた気持ちになったり、友達が追い詰められていると感じたときは、それを大人に、先生たちに話してください。生徒同士の事を大人に話すことは、君たちは裏切り行為だと思うかもしれません。

 しかしそれは裏切りではなくて大事なことであり、そういう時は友情よりも、命が大切。その雰囲気を寛政中学校では日常的に作っていくことが必要です。

 もう一度言います。「チクリは正義」です。自分を大切に、命を大切にしていきましょう。