昨日は、2年生が球技大会を体育館とグラウンドで行っていました。

週末の暖かな陽気とはうってかわって、肌寒い風が強く吹く、なかなかに厳しいコンディションでの活動となりました。

そんな中でも、2年生は、卒業した3年生に負けないくらいのエネルギーを感じさせます。

学年行事の盛り上がりもよく、何をやっても盛り上がれる楽しい学年です。

来年度の体育祭や東中祭でも、きっと力強く東中を引っ張ってくれることと思います。

 

 

その裏では、1年生が認知症サポーター養成講座と車いす等の体験を行っていました。

港南区社会福祉協議会、東永谷地域ケアプラザのご協力を頂いての開催です。

 

スロープを使って、上り坂と下り坂で車いすを押します。

実際にやってみると、上り坂では押す力が、下り坂では「車いすの重さ+乗っている人の体重」を支える必要があり、かなり力が要ることがわかったようです。

また、職員も実際に車いすを自分の手で動かそうと、車輪についている取っ手に力を込めて進んでみましたが「これは大変だ…」とうなっていました。

またホールでは、ヘッドフォンをつけることで高齢者の難聴の度合いを疑似体験したり、

視野狭窄を疑似体験する眼鏡を装着したり、おもりをつけたりと、高齢者の実際の感覚に近い状態を体験していました。

 

祖父母の方と同居している生徒は、ご高齢の方がそばにいらっしゃるので、サポートの仕方もわかっていると思います。

一方で、昨今では大多数を占める核家族(父母子)家庭の場合、日常的にご高齢の方と接する機会が少ないので、

こうした体験で、少しでもその苦労を身近に感じてもらえたら良いなと思います。

 

どこかで聞いた言葉で「子供叱るな来た道じゃ、老人笑うな行く道じゃ」という言葉が印象に残っています。

人は誰しも、生まれ、成長し、老い、生涯を閉じる、という意味では、同じ道を歩いています。

たまたま、その時期がずれているだけですから、お互いに「思いやりの心」で接することができたら良いですよね。

今回の体験が、街中でふとした時に手を差し伸べるきっかけになればよいなと思います。

 

2年生も本日、車いす体験を行いました。ご協力いただいた機関の皆さま、ありがとうございました!