みどり
今日は朝からあいにくの雨。
春の天気は変わりやすいといいますが、週間天気予報をみると、雨と晴が3~4日ずつ交互にやってくる。
これは、移動性高気圧が日本列島の上空を西から東へ流れていくためです。
2年生の理科で学習する範囲ですので、3年生の皆さんはわかりますよね。
大気圧も目まぐるしく変化するため、気圧の変化で頭痛を引き起こす方にとって、春はつらい季節かもしれません。
5月に入ってしばらくすれば、今よりは大気が安定してくるので、もう少しの辛抱です。
あまり意識して生活することのない”大気圧”ですが、勉強しておけば見通しがもてます。
安定して過ごせる時期に、感謝の気持ちすら生まれるかもしれませんね。
そんな今日は、朝から元気な「宜しくお願いしまーす!」の声が響いていました。
生活福祉委員が毎年行っている「みどりの募金」です。
みどりの募金では、集めたお金が国内の森を元気にしたり、緑を増やす活動に使われます。
「環境を守ろう」というフレーズは今や使い古されたものではありますが、中学生にとって実感がわきづらいのもまた事実。
地球に生い茂る緑は、何をもたらしてくれるかを考えた時、身近に感じることのできるワードがふと浮かびました。
「私たちが吸っている酸素をつくる、みどりを増やしましょう!」
酸素を吸っている、という実感も沸きづらいかもしれませんが、私たちが生きていられるのは、緑のおかげです。
HP担当も一緒に募金活動の呼びかけを行っていて、ふと浮かんだこの言葉を、生徒とともに呼びかけました。
心なしか、募金してくれる生徒が増えたような気がしました。
中には、一度教室まで行った後、わざわざ昇降口まで戻って募金してくれた生徒も。
私たちが暮らす地球の”みどり”に感謝し、募金という形で行動することには、これからの地球を守っていく芽が育つのでは。
そんなことを思いながら、委員の生徒の声掛けや、それに応える東中生の姿を眺めていました。
募金に対する考え方も様々ある時代ですが、みどりを大切にする心を育てることは、学校として今後も続けていきたいところです。