思いをつなぎ、未来へ(令和8年7月号)
思いをつなぎ、未来へ
校 長 田中 秋人
梅雨の合間にのぞくやわらかな日差しに、夏の気配が少しずつ感じられる頃となりました。正門前では、色とりどりの紫陽花が美しく咲き、登校してくる子どもたちを優しく迎えてくれています。子どもたちも、その花々に目を向けながら、友だちと挨拶をしあい、一日をスタートさせています。
さて、6年生の子どもたちが国語の学習で「聞いて考えを深めよう」の学習の一つとしての学校の教職員を含め、様々な仕事に携わる人にインタビューを行っていました。その中で私も6年生からインタビューを受けました。インタビューで聞かれた内容は、「校長先生はなぜ、朝正門に立ってあいさつをしているのですか」「校長先生がうれしいときはどんなときですか」「校長先生はどうして校長先生になったのですか」等の仕事についての内容です。インタビューの中で、「なぜ朝、正門に立ってあいさつをしているのですか」と尋ねられた際には、気持ちのよい一日のスタートのためだけでなく、防犯の意味も大きいことを子どもたちに伝えました。すると、「そういう理由もあったのですか」と驚いた様子で聞いていた姿が印象的でした。また、「なぜ校長先生になったのですか」という質問に対しては、教諭時代に出会った校長先生の存在が大きかったことを話しました。すると「その校長先生はどんな人ですか」と再度子どもから聞かれました。私は、子どもたちや先生方を大切にし、学校全体を温かく包み込むような素晴らしい校長先生で、自分もそのような学校づくりをしてきたいと思ったことを伝えました。今回の国語学習のインタビューを通して、自分自身のこれまでの歩みや日々の取組を改めて振り返るよい機会となりました。そして、かつて自分が影響を受けた校長先生の思いや願いを、今度は自分が受け継ぎ、つないでいくことの大切さを再認識しました。
話は変わりますが、本校は創立40周年という節目の年を迎え、このたび記念キャラクターが決定しました。今回のキャラクターは、子どもたちからイラストを募集し、みんなで投票し決定しました。応募されたどのイラストも本校のことを大切に考える気持ちが感じられるものとなっていました。さらに、これまで親しまれてきたまいぴーとのつながりも意識されたアイデアやデザインとなっており、これまでの歩みを大切にしながら新たな一歩を踏み出していく象徴ともいえるキャラクターです。周年行事を通して、これまで学校を築き上げてくださった先人の方々の思いにふれ、その願いを子どもたちへ、そして未来へとつないでいく機会にしていきたいと考えています。
未来への思いは、教員としての考え方や40周年のキャラクター等、様々な形でつながっていきます。舞岡小学校としての歩みを止めずに、地域や保護者の方々の思いを確実に未来へとつなげていきます。梅雨が明ければ本格的な夏を迎えます。学校・家庭・地域がしっかりと手を取り合い、子どもたちの安心と成長を支えていけるよう、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。
