かがやきスイッチでつなげよう(令和8年5月号)
かがやきスイッチでつなげよう
校 長 田中 秋人
春のやわらかな日差しに包まれ、校庭の木々や草花が一斉に芽吹き始めました。正門近くの花壇にも色とりどりの花が美しく咲き誇り、子どもたちの新たな出発を祝ってくれているようです。先日行われた入学式では、満開の桜のもと、新1年生を迎えることができました。真新しいランドセルを背負い、少し緊張しながらも期待に胸をふくらませて式に臨む姿は、式に参加した教職員にとっても、大きな喜びでありました。
入学式の式辞では、新1年生に向けて次のような「かがやきスイッチ」のお話をしました。
新入生の皆さんの一人ひとりの心の中には、「えがおスイッチ」「やさしさスイッチ」「がんばるスイッチ」「きくスイッチ」など、たくさんの大切なスイッチが隠れています。学校生活の中で、新しいことに挑戦したり、友だちに声をかけたり、先生の話を一生懸命聞いたりするたびに、そのスイッチは「ポンッ」と入り、皆さんは少しずつ輝いていきます。(以下略)
1年生にとって小学校生活は、初めて経験することの連続です。登校班で友だちと歩いて学校に来ること、教室で友だちと席を並べて学ぶこと、体育で体を動かすこと、図工で自由に表現すること。時には不安や戸惑いを感じる場面もあるでしょう。しかし、そのドキドキを乗り越えるたびに、心の中のスイッチが押され、新たな自信や安心感へとつながっていきます。学校は、うまくいくことだけを重ねる場所ではありません。失敗すること、迷うこと、立ち止まることも、次の成長へつながる大切な経験です。教職員一同、子どもたちが安心して挑戦できる環境を整え、一人ひとりの小さな頑張りや変化を見逃すことなく、その輝きを支えていきたいと考えています。そして、その姿を家庭や地域と共有し、ともに子どもたちの成長を喜び合える関係を築いていきたいと思います。
今年度、4月の学校学校便りでもお伝えしましたが本校が大切にしているテーマは「つなげよう」です。子どもと子どもをつなげる、学びと生活をつなげる、学校と家庭、地域をつなげる。この「つなぐ」という営みの一つでもあるのが、一人ひとりの「かがやきスイッチ」だと考えています。誰かの笑顔が、別の誰かの笑顔につながる。やさしさの行動が、次のやさしさを生み出す。がんばる姿が、まわりの人の心を動かす。こうして一人の輝きが、周囲へと広がり、学校全体のつながりとなっていくのです。
正門横の花壇は、地域の皆様のご協力により、毎年色とりどりの花が植えられています。毎朝、その花を眺めながら登校する子どもたちの表情は、自然とやわらぎます。こうした日常の中の温かな支援一つ一つが、子どもたちの安心感につながり、学校と地域の絆をより強くしてくれています。子どもたち一人ひとりの良さを認め合い、その輝きをつなげていく教育活動を推進してまいります。学校・家庭・地域がしっかりと手を取り合い、子どもたちの笑顔と成長を支える一年にしていきたいと考えています。今月も、本校の教育活動への変わらぬご理解とご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。
