つなげよう

校  長   田中 秋人  

3月の終わりから4月にかけて満開を迎えた桜が、いまはやわらかな若葉をのぞかせ、校庭には春の光があふれています。朝の校門には、淡い緑を透かすように陽が差し込み、風に揺れる新芽が子どもたちをそっと迎えてくれているかのようです。新しい学年の始まりを迎え、子どもたちの表情には、期待と少しの緊張が入り交じった姿が見られました。友だちと顔を合わせてほっと笑い合う姿、少し背筋を伸ばして歩く姿に、一人ひとりの新しい一歩が感じられます。

本校では、令和7年度の3月に55名が卒業し、令和8年度に新たに45名の新1年生が入学しました。今年度は、全校児童363名です。学級数は、個別支援級5学級、1、2、3、5年生が2学級、   4、6年生が3学級の計19学級となります。全校の人数は若干減りましたが、学級数も少し増え、落ち着いた雰囲気の中で令和8年度の舞岡小学校が動き始めました。

さて、私が舞岡小学校に着任して5回目の春を迎えました。時の経つはやさに少々戸惑いを感じいています。着任したときに入学した子どもたちも今年で5年生になりました。例年4月の学校便りで本校の教育目標である「見つめ、認め、ともに生きる」を実現するために、どのような1年にしていくかを記載させていただいています。この4年間で実感していることとして、舞岡には豊かな自然に恵まれた学習環境があります。四季の移り変わりを肌で感じながら、自然の中で学び、遊び、気づきを得ることができるのは、子どもたちにとってかけがえのない学びの場です。舞岡川を通して、生き物の息づかいや季節の変化に触れる体験は、子どもたちの感性や探究心を育む大きな力となっています。また、本校のもう一つの大きな強みは、保護者の皆さまや地域の方々の温かく協力的な姿勢です。日々の学校行事や学習活動、地域との取り組みなど、さまざまな場面で寄せられるご理解とご支援は、学校運営を支える何よりの力となっています。その強みである自然環境、家庭と学校、そして地域との“つながり”は欠かすことはできないと考えています。この強みをいかすためにも相手を見つめ、互いのよさを認め合うことで温かく広がっていく“つながり”を、今年度はこれまで以上に大切にしていきたいと考えています。そこで今年度のテーマは「つなげよう」とさせていただきました。つながりをより意識しながら学校教育活動の充実を図っていきます。

本校は、創立40周年という節目の年を迎えます。長い年月の中で、多くの子どもたちが学び、笑い、成長してきた歴史を思うと、同時に、この40周年は、地域の皆さま、保護者の皆さま、そして学校を支えてくださったすべての方々のお力があったからこそ刻むことができた歩みでもあります。子どもたちの笑顔を大切にしながら、地域の中の学校として40周年の歴史とこれからをつないでいく舞岡小学校の教育活動に令和8年度も変わらぬご支援、ご協力をお願い申し上げます。