令和7年度 学校だより 4月号
令和7年度 4月号
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4D「でも・だって・どうせ・できない」変換
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新入生に51名を迎え、全校児童405名でスタートいたしました。小雀小学校の保護者の皆様、お子様のご入学、ご進学おめでとうございます。また、地域の皆様には、日頃より本校の教育活動に多大なるご協力を賜り誠にありがとうございます。
さて、始業式の日に、年度初めのやる気を持続させるために、4D変換という話をしました。学年が一つ上がり、だれもが気持ちを変えたり、さあ、新しい学年でも頑張るぞとやる気を出したりしていることと思います。子ども達の目もきらきらと輝き、新しい目標を掲げてくれることでしょう。
この年度当初のやる気を持続できる子と1か月もたたないうちにしぼんでしまう子がいます。違いは何でしょうか。それは、「やる気」の源泉を勘違いしてからです。「やる気=気合いを入れる」ことではありません。一時的に気合いを入れれば、気分が盛り上がります。それは、瞬間的にグッとやる気を引き上げている状態で、瞬発力です。ここぞというときには効果的ですが、瞬発力のやる気は長続きしません。波が寄せては返すように下がってくるのです。
目標が達成できない、やる気が続かないと悩むのは、性格が原因ではありません。ましてや、その人の能力が劣っているわけでもありません。ただ、そういう人には、共通点はあります。それは、普段何げなく使っている口癖です。やる気を奪う原因は、実は何げない口癖から始まっていることが多いというのです。(「なぜ三日坊主は治らない?原因にある『脳の防衛本能』の正体」大平信孝 参照)
「でも」「だって」「どうせ」「できない」この言葉を合わせて4Dといいます。この言葉を使うと自分の心にマイナスのエネルギーがたまり、いろいろなことがうまくいかなくなります。年度初めのこの機会にこの言葉を使っているか見直すチャンスです。4Dの口癖を次のように変えると効果的だといわれます。
●「でも」の代わりに「それなら」(できるかわからない。それなら、試してみよう)
●「だって」の代わりに「だからこそ」(むずかしい。だからこそ、ていねいに取り組んで成功させよう)
●「どうせ」の代わりに「どうせなら」(前の学年はよくなかった。どうせならよりいい成績をとろう)
●「できない」の代わりに「まずは」(できないかもしれないが、まずは、やってみよう)
「でも」「だって」「どうせ」「できない」の4Dは、できる可能性があるのに「できないことの言い訳」にしているのでやる気が下がるのです。
本校の学校教育目標は、「豊かに学び 認め合い 咲かせよう 笑顔と満足の花」です。「4D」を使っていると本校が大切にしている達成感や自己肯定感が得られません。お子さんから「4D」の言葉がでたら、4D変換をお試しください。「まずは」スモールステップで。「脳の可塑性」という、少しずつであれば新しい変化を受け入れるという脳の性質を利用して、小さなアクションから
やる気を確実に上げていきましょう。お子さんのやればできる可能性を信じ、努力
の後押しをし、「笑顔と満足の花」を咲かせられるよう今年度もご協力よろしく
お願いいたします。
4月号の詳細は、すぐーるで配信しております。
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