横浜の歴史や伝統・文化を尊重する姿勢と国際社会で活躍できる力を身に付けます。

外国語活動への取組み

■経 緯■  

○平成16年4月 青葉区英語活動推進校(~18年度)、1年生から授業開始。地域・保護者ボランティアに英語サポーターを依頼。
○平成17年4月 英語活動推進校2年目。
○平成18年4月 英語活動推進校3年目。英語活動のPSY(パイオニアスクール横浜)校の委嘱(~21年度)。文科省から「小中一貫の英語教育」の「英語活動研究開発校」の指定を受ける。12月 英語活動市報告会。
○平成19年4月 YCT(横浜コミュニケーションタイム)研究開発校。PSY2年目、文科省英語活動研究開発校2年目。
○平成20年4月 YICA(横浜インターナショナル・コミュニケーション・アクティビティズ)準備校。PSY3年目。文科省英語活動研究開発校3年目。
○平成20年11月 文科省研究発表会。
○平成21年1月 PSY研究発表。

 
■横浜市の英語活動のねらい■
(1)身近で簡単な英語によるコミュニケーション活動を通して、英語に親しみ、子どもの英語への興味・関心や意欲を育てる。
(2)相手の立場を尊重しつつ、自分の考えや意思を表現できるような自己表現力や積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成する。
(3)英語活動を通して、外国の文化や生活への関心・理解を深め、異なる文化をもった人々とともに生きていく資質や能力を養成する。
 

■小学校国際理解教室のねらい■
(1)英語に親しむ
    ・英語を聞いて、講師の話す内容を推察する。
    ・違う国の講師の様々な英語に触れ、英語に興味・関心をもつ。
(2)コミュニケーションを楽しむ
    ・新たに触れた文化に驚きを覚え、違いを違いとして受けとめる。
    ・日本との比較を通して異文化を知るとともに、日本の文化への関心を深める。
(3)異文化に触れる
    ・様々な国のIUI(国際文化)と直接触れ合い、関わり合うことを楽しむ。

    ・気づいたことや創造したことを積極的に伝えようとする。

 
桂小外国語活動のねらい

<積極的にコミュニケーションを図る子どもの育成を目指す>

   ○英語の音声やいろいろな表現に親しみ、興味・関心を持つ。⇒技能

   ○英語によるいろいろな人とのコミュニケーション活動を楽しみ、自分の思いを伝えようとする。⇒態度
   ○英語による体験的な活動を通して、他者を理解する力や自尊感情を培う。⇒
国際理解

 
■低学年■
    「ふれ親しむ」
■中学年■
      「慣れ親しむ」

■高学年■

「受容し表現する」

多くの子どもたちにとって、英語と接する初めての時期であり、英語に関するいろいろなことに興味や関心を持つ。
⇒その意味や関心を大切にし、意欲的に楽しめるような活動にする。その中で、人とのふれ合いの楽しさや喜びが体験できるようにする。
日常で使う簡単な英語表現を習得し、会話として使うことが楽しめるようになる。
 ⇒いろいろな活動を工夫し、日常表現を数多く聞いたり話したりして、音声に慣れることができるような活動にする。その中で、人との関わり合いの意識が実感できるようにする。
より工夫した活動の中で、今までに学習してきた英語表現を自分から試すことが楽しくなってくる。
 ⇒日常生活や他の学習とリンクさせ、子どもたちにとって伝え合う必然性の感じられる活動にする。相手を受け入れ、自分を発信する中で、新たなつながりが生まれてくるようにする
YICAのねらい (Yokohama International Communications Activities)

【第1・2学年】

      「ふれる」「知る」

○リズム遊び、歌、TPRなどを楽しみながら、英語の音やリズムに触れる。
○異文化の存在を知り、様々な気づきを通して世界を広げていく。

【第3・4学年】

      「楽しむ」「興味を持つ」

○身近な題材で英語によるコミュニケーションを楽しむ。
○身近で初歩的な英語を聴いて、内容を理解しようとする。

○簡単な質問をしたり、答えたりしようとする態度を身につける。

○英語の文字や符号にふれ、読んだり、書いたりしようとする。

○異文化に興味を持ち、母語や英語に対する意識を高める。

【第5・6学年】
      「親しむ」「理解する」

○外国人講師や地域人材など、様々な人とのコミュニケーション活動を楽しむ。
○身近で初歩的な英語を聴いて、わからないところを推測しようとする態度を身につける。

○身近で初歩的な英語で、自分の考えや気持ちなどを相手に伝えようとする態度を身につける。

○身近な英語を読むことに関心を持つなど、理解しようとする態度を身につける。
○身近な英語を書くことに関心を持つなど、理解しようとする態度を身につける。
○異文化を理解し、異なる文化を持つ人々と積極的に関わろうとする態度を身につける。

桂小外国語活動が目指すもの

【研究テーマ】「積極的にコミュニケーションを図る子どもの育成を目指して」

    ~子どもたちが興味深くきき、自ら伝えようとする活動~

 「きく(聞く・聴く・訊く)」活動から「きき合い、伝え合う」活動へ

■研究内容■

○9年間カリキュラムの検証:活動内容、トピックの配列・系統性検証。
○小中連携・小小連携の推進:小中の関わり方、小学校のばらつきの解消。
○活動の見直し:アクティビティの充実、フォニックスの可能性。
○効果的な評価のあり方:評価方法、評価基準、活動内容との結びつき。

 
■方  法■
○校内重点研究と位置づけ、年間通して授業公開・研究討議を重ねる。
○学年間で定期的にカリキュラム、活動内容を検討。AETやサポーターの視点も取り入れる。
○英語プロジェクトを定例会議とし、進捗状況の把握、課題の洗い出しを行い、方向性や課題解決の見通しをたてる。
○小中コーディネーターを中心に接続の役割を果たす。
 

■活動時間数■
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○第1~4学年 年間総授業時数の中で、35時間を確保⇒YICAの時間
○第5・6学年 外国語活動(YICA)として、35時間を実施
(小学国際理解教室はYICAの35時間の中に含む。)