さわやかな春の日差しの中、

子どもたちは、生き生きと

学習や、運動会の練習に励んでいます。

 

でも、学校には、涙もあります。

1年生が、お母さんに会いたくなって、

休み時間の間、ぽろぽろと涙をこぼしていました。

黙って、そばに座って、手をつないでいました。

チャイムが鳴って、

「教室に戻ろう。」

と、声をかけると、一歩一歩、歩き始めました。

涙がまた、ぽろりとこぼれました。

でも、ちゃんと、みんなの中に入って、

運動会の練習に参加しています。

大好きなお母さんに、会いたい気持ちと、

学校で学習しなきゃ、という気持ちの間で、

揺れながらも頑張る姿に、胸を打たれます。

 

5,6,7組では、

いちごを育てています。

からからになって、しおれた苗を持って、

「昨日、水やりできなかったからだ。」

と言って、泣いている子がいました。

担任の先生が、

元気な苗をあげるから、植え直そう、と言っても

しおれた苗を手放そうとはしません。

「まだ、緑だから、お水をあげれば生き返るよ。」

と言われて、やっと、手を動かし始めました。

新しくもらった元気な苗の隣に、

しおれた苗も植えて、

「こっちには、水を10杯やろう。」

と、何度も何度も、じょうろで水やりをして。

 

 

子どもたちの大切なもの。

大切なものを思う純粋な心。

その心を私たちは大切にしていきたいです。