今年の3年生合唱は『こんしんの合唱』

 卒業式の練習を見学しました。ちょうど卒業生合唱で歌う『群青』を歌っているところでした。前回の合唱よりも、ものすごくうまくなっていて、心に響くすばらしい合唱でした。卒業式当日は会場の雰囲気に負けない『卒業生合唱』を期待しています。

 さて、この前のブログでもご紹介しましたが、『異次元の合唱』『不滅の合唱』と続き、今年の合唱は、『こんしんの合唱』です。『こんしん』は漢字で書けば、『渾身』になりますが、福島県小高中学校の生徒の思いを胸に抱き、心を込めて(魂を込めて)歌うことをイメージした『魂心』(造語ですが)とかけあわせ、あえてひらがな表記の『こんしんの合唱』とさせていただきました。

 「今まで受け継いできた先輩たちの魂を、今年も3.11に響かせましょう。「卒業式ができる幸せ」と、「素晴らしい仲間とともに歌うことができる幸せ」を感じて歌いましょう。身のまわりの人や日常に対して、もっともっと感謝し、あたりまえに過ごすことができていることに感謝しましょう。この合唱を卒業式に歌い継ぐことができる「幸せ」を感じ、「ともに生きている」ということを感じ、「信頼と共感」を合唱で示しましょう」(生徒に配布した『群青』についてプリントより)

合唱のあとは、『渾身の 魂心の清掃活動』

 卒業式練習が終わり教室に戻った3年生は、1年間生活してきた教室の磨き出しとワックスがけを中心とした清掃活動を行っています。『こんしんの合唱』のあとは、『渾身の、そして魂心の清掃活動』ですよね。

 3年生の卒業期の時間割は、保健講座、球技大会、お楽しみ会、卒業式予行、そして卒業証書授与式と続きます。

 学校長 栗原 公明